今日は 先ず病院へ診断書をもらいに行った。
他のことは忘れても、今日 これだけを忘れてはいけない。
無事診断書を受け取りバッグにしまい、時計を見ると SL出発の1時間前。
一眼を取り出し、撮影ポイントを考えながら走ったが結局近場の人気撮影ポイントである釧路川鉄橋で撮ることに決めた。
小さな駐車場は ほぼ満車で半分をレンタカーが占めている。
人気の場所には既に三脚を設置して場所を確保している人がいる。
鉄橋を渡るSLを真横から狙うのも良いが、SLはやっぱり顔が見えないと絵にならないので、斜め前40度の付近に足場を固めた。
風の方向は まあまあ。風下側になると煙で何も見えなくなるのだが、今日は大丈夫のようだ。
ディーゼル車が通ったので、試し撮り。
煙の高さを想像し、水面も映るようにズームを決めピントはマニュアルにした。
シャッタースピード優先にして連射モードで待機。
そこへオバハン登場。どの場所が良いのか聞いて回っている。オッサン達の指示に従い結局私の横に並んだ。
次には三脚を抱えたオッサン。遠慮気味に「横に置いても良いですか」と云うので「どうぞ」と また横に並んだ。
このオッサン関西弁で茨木から来たとのこと。オバサンの言葉を聞いただけで「河内やね」と大阪人らしい御喋りが始まった。
私だって 3年を京都で暮らし関西弁は得意やから、それらしい関西弁を駆使し辺りは関西色に染まったんや。
オバハンはド素人のようで どうしても「流し撮り」をしたいようなんや。
動くものは「流し撮り」と云う固定観念があるようなんやが、それを
「SLで流し撮りはアカンで」と茨木のオッサンがダメ出しをしとる。
「ピントを予め固定して そこへ SLが来たらシャッター押すんや」
「そやそやでぇ、連射で少しだけ早めにシャッター押さなあかんでぇ」と私。
そんなことを云っとる内に汽笛が鳴り、煙が近づいてきよった。
そうなるとオバハンにかまっているヒマなんかあらへん。
全員がカメラを覗き、辺りは一瞬で静まり返ったんや。
そして、一斉に響き渡るシャッターの音。通過する列車に手を振って隣を見たら、既に茨木のオッサンは三脚ごと消えていたんや。
きっと列車を追いかけて塘路へ向かったに違いあらへん。
オッサンに触発されて自分も少しだけ追いかけてみようかと言う気になってしもうて車に戻ったんやが、あの河内のオバハンが巧く写せたのかどうかまでは、知らん。
他のことは忘れても、今日 これだけを忘れてはいけない。
無事診断書を受け取りバッグにしまい、時計を見ると SL出発の1時間前。
一眼を取り出し、撮影ポイントを考えながら走ったが結局近場の人気撮影ポイントである釧路川鉄橋で撮ることに決めた。
小さな駐車場は ほぼ満車で半分をレンタカーが占めている。
人気の場所には既に三脚を設置して場所を確保している人がいる。
鉄橋を渡るSLを真横から狙うのも良いが、SLはやっぱり顔が見えないと絵にならないので、斜め前40度の付近に足場を固めた。
風の方向は まあまあ。風下側になると煙で何も見えなくなるのだが、今日は大丈夫のようだ。
ディーゼル車が通ったので、試し撮り。
煙の高さを想像し、水面も映るようにズームを決めピントはマニュアルにした。
シャッタースピード優先にして連射モードで待機。
そこへオバハン登場。どの場所が良いのか聞いて回っている。オッサン達の指示に従い結局私の横に並んだ。
次には三脚を抱えたオッサン。遠慮気味に「横に置いても良いですか」と云うので「どうぞ」と また横に並んだ。
このオッサン関西弁で茨木から来たとのこと。オバサンの言葉を聞いただけで「河内やね」と大阪人らしい御喋りが始まった。
私だって 3年を京都で暮らし関西弁は得意やから、それらしい関西弁を駆使し辺りは関西色に染まったんや。
オバハンはド素人のようで どうしても「流し撮り」をしたいようなんや。
動くものは「流し撮り」と云う固定観念があるようなんやが、それを
「SLで流し撮りはアカンで」と茨木のオッサンがダメ出しをしとる。
「ピントを予め固定して そこへ SLが来たらシャッター押すんや」
「そやそやでぇ、連射で少しだけ早めにシャッター押さなあかんでぇ」と私。
そんなことを云っとる内に汽笛が鳴り、煙が近づいてきよった。
そうなるとオバハンにかまっているヒマなんかあらへん。
全員がカメラを覗き、辺りは一瞬で静まり返ったんや。
そして、一斉に響き渡るシャッターの音。通過する列車に手を振って隣を見たら、既に茨木のオッサンは三脚ごと消えていたんや。
きっと列車を追いかけて塘路へ向かったに違いあらへん。
オッサンに触発されて自分も少しだけ追いかけてみようかと言う気になってしもうて車に戻ったんやが、あの河内のオバハンが巧く写せたのかどうかまでは、知らん。