まだ疲れは取れていないが、昨日の続編。
網走の北浜で流氷を撮り、有名な北浜駅舎内の喫茶「停車場」で昼食をとろうと思いながら逆方向へ走ってしまった。
雪を被った斜里岳を眺めながら、道の駅「はなやか小清水」に車を停めて何か食べようかと思ったのだが、急に背中を叩かれた。
何と娘のスリスリが立っていた。仕事が休みなので私が家を出た時にはまだ寝ていたハズだ。
「どうした?何でここにいるの?」
「お母さんも いるよ」・・・・ゲッ。
私が流氷を見に行くと云って出たので、洗濯後に娘と逆方向から追いかけて来たらしい。
それにしても待ち合わせているわけでもないのに、よく遭遇できたものだ。
車輪の回りは泥が凍り付いてハンドルを切るとタイヤと氷が擦れてゴリゴリと音がするので得意の蹴りで氷を落とした。
車を二台連ねて北浜駅まで戻り、先ずはレトロ感満載の喫茶「停車場」で腹ごしらえ。
ホームに出てみると少し人が増えたようだ。先日テレビで見たばかりの「流氷ノロッコ号」が20分後に到着するとのこと。それでカメラを抱えた人が沢山集結しているのだ。
20分も待つのなら人がゴチャゴチャ集まっているホームより 先ほどの踏切からもう一度海へ出て その後踏切で撮った方が時間の節約にもなると思い。またコンビニ横へ戻った。
娘は喜んで流氷が散らばっている海辺まで行ったが、奥様はあまりの寒さにユーターン。
寒い中で待つ「流氷ノロッコ号」は遅すぎる。顔は凍り付く一歩手前で糊でも塗ったように動かなくなり表情が消えた。まるで能面のようだ。
もう諦めようかと思った時にやっと踏切がカンカンと鳴った。
帰りは国道391号線、野上峠経由にした。
真っ直ぐ帰るのが勿体ないので屈斜路湖畔の砂湯に寄って白鳥を撮り、鶴居村にある餌場で丹頂を撮った。
不思議なことに、途中、エゾ鹿とキタキツネには全く出会わなかった。
その代わりに もっと餌代がかかる あの二頭に遭遇したのは、多分喜ばしいことなのだろうが、こちらの車は運転手の私だけ。
ヤケ気味に野口五郎を唄ったが、音程が高すぎて半病人の私は 血圧が上がりそうになった。