北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

ほぼ 全滅

2018-10-03 20:33:53 | 日記
国道のバイパスとなっている新道を車で通った。

阿寒川を越える辺りはかなり高くなっていて、津波が発生した時には川沿いの道を逃げてきて階段を上がり、この高くなっている道路上に逃げることになっている。



その階段上にはフェンスがあり、いつもはロックされているのだが今日は開いていて係員の姿が3人。

点検でもしているのかと思ったのだが、午後1時から避難訓練があるのを思い出した。

誰がフェンスの鍵を管理しているのかは知らないけれど周りには一軒も家は無い。イザと云う時、誰が開けるのだろうといつも不思議に思っている。

普通は異常事態が発生してから管理者が急いでやって来て鍵を開けるのに、最初から開けて待っているなんてね。これで訓練になるのだろうか。



自宅に帰り、昼食をとってゴロリと横になった。
「俺はタンスの下敷きになって死んだことにしよう」と云っては見たのだが落ち着かない。

15分過ぎても警報が鳴らず、どうにも気になり着替えて様子見のウォーキングに出た。この辺りの避難先は高専校舎の最上階になっている。

団地の通りに出てみると、こんなにいたのかと思う程の爺さん婆さんが道路上で待機しながら警報が鳴るのを待っていた。

普通は鳴ってから家を出るのだが、待っていても鳴らないので待ちくたびれて出てきたのだろう。


「警報鳴りましたか?」「鳴りませんよねぇ」と云うのが挨拶になった。



ウォーキングしながら高専前の歩行者信号まで行くと、誘導係員が待機しているのだが、避難してくる人の姿が全く見えないので不思議そうだ。



だから「警報が鳴っていませんよね」と云ったら「えっ、鳴っていないの」と驚いていた。

警報が聞こえたら引き返して高専へ飛び込もうと思いながらウォーキングを続けたのだが・・・・・何も聞こえない。



次の避難場所は先ほど車で通った新道の高架上なので、ウォーキングルートを変更してそこへ向かった。
いつもの4キロ程の高専裏コースではなくて王子マテリアル一周の6.5キロコースだ。





阿寒川を越えた所にある先ほど開いていたフェンスは既に閉じていて避難階段下には園児と小学生、それに先生らしい人が集まっていた。





と云うことは避難訓練が終了したと云うことなのだろう。

一般市民の姿は見当たらないように思う。

もしかしたら一般市民は警報も知らず、置き去りにされて全滅したことになっているのだろうか。

「ナンジャ、この訓練は」と思いながら王子一周コースのうち3.5キロ程をジョグして頑張りヨタヨタで帰宅。



ルンバに警報が鳴ったか確認したら、やっぱり鳴っていないとのこと。

「まぁ良いや。やっぱり死んだことにしよう」と云いながらソファーに寝転んだ。