数日前の新聞に、ヒメカイウとか云うミズバショウに似た花が湿原に咲いていると写真入りの記事が出ていた。
この春、新コロナでミズバショウを見逃したので、ヒメカイウでも良いかと思い、咲いていたと云う釧路湿原西端にある温根内木道を目指した。
駐車場から湿原へ降りる階段はリニューアルされていた。
昔、湿原の縁に沿って馬で引かれたトロッコの通っていた鶴居軌道跡まで降りてビジターセンターへ寄って情報を仕入れてみると、肝心のヒメカイウの欄には「見頃はそろそろ終わり」の文字。
その上、6月23日に付近でヒグマが目撃されたとの注意情報。
木道は工事中なので恐る恐る未舗装の鶴居軌道跡を進む。
元気なのは蕗だけ。花の気配は全く無い。
人が誰もいないので、ここで勇気の無い撤退。
逃げ帰るようにいつもより高速の駆け足。
良い運動にはなったけれど、新聞に騙されたようで何か悔しい。