※ 前回の続き
病衣に着替え終えた時、書類を持ってやって来た担当の看護師さん。これがまた可愛い。
私も笑顔になって挨拶し、色々な説明を聞く。
「症状はどうですか?」と訊かれたので「ドキドキしています、別の意味で」と応える。
「可愛い看護師さんばかりで胸がドキドキします」と云ったら「あらまぁ・・・・」と笑顔。
「これから検査前の準備をしますので待っていて下さいね」と云って長い廊下を戻っていった。
数分後、血管確保のセット等が入ったトレイを持参。
何か異常が発生した時に、そこから即 薬を注入できるようにとの準備だ。
明日検査に行く時はこのルートに点滴を繋ぐらしい。
「チクッとしますよ」と云って遠慮なくズブッ。
「漏れちゃいましたので別の所にもう一度刺しますね」とニッコリ。
私は半ベソで「ハイ」
今度は突然「毛を剃ります」と云う。
「血管が曲がっていて手首からカテーテルが入らなかった時には鼠径部から挿すので、その準備」とのこと。
驚いている私に「ハイ、腰を上げて」と云った途端、一気に下着まで下げられてスポンとモロ出し。
突然だったので「S」のままだ。いや恥ずかしさで縮んで「SS」かも知れない。
そのSSとお玉ちゃんを片手で抑えて左側に寄せてバリカンを使ってウィーン、ゾリゾリ。
今度はお玉ちゃん達を右に寄せて反対側をゾリゾリ。凄く手馴れている。
看護学校では、血管注射を生徒同士がお互いに刺し合って練習するらしいが、もしかしたら毛剃りもお互いにパンツを脱いで練習するのだろうか。
もしかしたら、今ゾリゾリしている彼女は自分でも練習して……パイパン♡?
訊いてみたいけれど訊けない。
「ねぇ、半端なのは嫌だから全部剃ってもらえる?」と云ったら「剃りましょうか」と軽い返事。
「冗談だからね、冗談。でも、もしかしたら全部剃ってと云う人がいるの?」と訊いたら
「いますよ、時々」と平然としている。
そんな時は全部剃ってあげるんだって、丁寧に。
驚いたなぁ。
俺の場合、今度泌尿器科の検査を受ける時に「あら、剃っちゃったの」と云われるのが恥ずかしくて何とか思いとどまったけれど、全部剃ってもらって子供のように可愛くなったジェームスを見てみたい気がしたのは確かだ。
(次回へ続く)