木津川に架かる「流れ橋」
誰もが絶対に一度は見たことのある橋だと思う。
「見たことが無い」と云う人は、記憶に残っていないだけ。
何しろ美空ひばりの時代から、現在まで数多くの映画やドラマに使われた有名な橋だから。
橋の向こう側、遠くには宇治の町並みが見えるが、撮り方を工夫すると時代劇から刑事ドラマにまで使える。
四万十川にある沈下橋は、流されないようにと工夫されているが、この橋は逆に流されることを覚悟して作られていて、それで通称「流れ橋」と呼ばれるようになった。
橋板がワイヤーで繋がれていて、流された時にはワイヤーを手繰れば橋板が戻ってきて、残っていた橋桁の上に載せる構造らしい。
私が訪ねた時も多くの人が橋を渡っていた。
私もドキドキしながら踏み出した第一歩。
私の前には橋を渡る沢山のスターが見える。
七人の侍の三船敏郎、円月殺法の眠狂四郎を演じたニヒルな市川雷蔵。
それにキャッキャッと騒ぐ町娘。
良いねぇ・・・・・時代劇の世界。