ウナギ

最近､何故か出が良い｡

ウォーキングしている途中､切羽詰まって必死になることは時々あるが､ここ数日は散歩程度のウォークで済ませているので､ウォーキングと関係があるとは思えない｡

毎日､自宅の狭い個室で本を読みながらマッタリとした幸せな時間を過ごす｡

やっぱり自宅のは最高だ｡落ち着ける｡

｢お父さん､出るぅ｣とルンバにドアを叩かれることは稀だ｡

今日も水面から顔を出した色艶の良い一本モノに満足の笑み｡

一年程前に入れ替えたシャワートイレも調子が良い｡

ただ一つ､判らないのが｢大｣と｢小｣との水量の差｡

最新型は､さらに節約できるように考えられているのだろうけれど､実際に使ってみると､どちらも同じ量しか水が出ないように思える｡

だから､試しに水面から顔を出しているモノを｢小｣で流してみた｡

水の流れと一緒に消えたのを確認し､(何だ､小でも流れるじゃないか)と思い､蓋を閉めようとした時のこと｡

何と､陰からニュルッとウナギが現れた｡

予想外の出来事に､もう少しで悲鳴を上げるところだった｡

やっぱり｢大｣と｢小｣では何かが違うんだ｡

もう一度｢大｣で水を流し､ウナギを消し去った｡

今日だけ 俺は

今日は誕生日｡

この年になると全く嬉しくないが､それでも｢オメデトウ｣と云ってくれる人がいるのは有難い｡

プレゼントをくれる人は､もっと有難いし､現金をくれる人はもっともっと有難い｡

スマホを開いてみたら･････メール､LINE共に｢オメデトウ｣はゼロ｡

もちろん家族からさえ何も云われず平凡な朝｡

SNSを開けてみたら､やっと｢オメデトウ｣の文字を発見｡

愛媛のマイフレK子ちゃんからだ｡

だから嬉しくて｢今度ハグするね｣と返信したけれどキモイと思われたのか返事が無い｡

｢嬉しい｡楽しみにしているわ｣とか書かれると思っていたのにね･････

余計なことを書かなければ良かったと少しだけ反省した｡

｢今日だけ俺は｣ 少し変わってみようかと考えた｡

テレビドラマの｢今日から俺は｣では進学を機に金髪にしてヤンキーに変身するのだが､私には金髪にする程の毛が無い｡

引き出しの中を探って見つけたのが､数年前に買った眉毛を描くペン｡

私は眉毛が薄い｡

昔から薄い｡何故か薄い｡両親とも薄くないのに私だけ薄い｡

それでいたずら心からクリスマスの時に試しに描いてみようと思ってDAISOで買ったものだ｡

隠れて洗面所へ行き､片方だけキリッと濃く描いてみた｡

その内､誰かが気付くだろう｡

そのまま半日以上経過｡

誰も何も云わない｡

テーブルの真正面に座っているルンバも無反応｡

その顔のままホームセンターへ行ったら偶然ジュニアとジュニア嫁に逢った｡

いつも通りにイチャイチャしている(笑)

直接｢誕生日おめでとう｣と云われ少し喜ぶ｡

｢ケーキでも買おうか❔｣と云われたが遠慮した｡

ルンバが隠れて買っていると思ったから｡

｢ケーキよりは現金が良い｣と云いたかったが口から出なかった｡

ジュニア宅は､専門学校へ進学した娘と高校へ進学した息子がいるので大変なのだ｡

二人は眉毛クッキリの私の顔を見たと思うが､やっぱり無反応だった｡

キャップを被り眼鏡を掛けていたからだと思うことにしたのだけれど､少し寂しい･････(;_;)

夕食時､テーブルの真正面に座ったスリスリが｢お父さん､眉毛が片方だけ濃い｣と叫んだ｡

｢今頃かい｣と思いながらも､デヘヘ･････と少し喜んだ(笑)

Lが気になる

ガソリン価格が少し下がってきたのに､また値上がりするとの情報が入った｡

仕方が無いので給油ついでに買物｡

さらについでに西港公園に車を置いて軽いウォーク｡

ハマナスが沢山咲いている｡

土曜日なのにワンコを散歩している人がいるだけで子供の姿は無い｡

これも新コロナの影響なのだろうか｡

盛り土に作られた遊具には､誰もいないので爺ちゃんが遊んでも恥ずかしくは無いだろうが､疲れそうなのでチャレンジを諦めた｡

その代わりに盛り土の斜面を慎重に上がって登頂成功｡

下界を眺め､天下人は小さなバンザイ(笑)

さて地上へ下りようとして周りを見たら､以前はあった階段が無い｡

何処をみても階段が無い｡

上から見ると斜面はかなりの急角度｡

天下人は高所恐怖症だが｢助けてぇ｣と叫ぶのはやっぱり恥ずかしい｡

転げ落ちるのを覚悟し､一番目立たない裏側から勇気を振り絞って這うように後ろ向きで､ゆっくり ゆっくり下界へ｡

カラスが私を威嚇する｡どうやら巣が近くにあるようだ｡

車から熊撃退用にと買ったパチンコを取り出し､石を拾いカラスを狙ったところでゴムが切れた｡

相手が熊でなくて良かった｡

ゴム買いにいこう｡

ゴムって云っても､アノ薬局やコンビニで売っているやつじゃない｡

L､M､Sとかサイズが書いてあるやつじゃないから｡

勇気

マイフレMさんのブログに芍薬の花が咲いたと書いてあった｡

この寒い町に芍薬が咲くの❔

見たことが無い私は､ブログに添付された写真を見ているだけでも驚きなのに､

彼女から｢勝手に庭へ入って撮っていっても良いよ｣とコメントが入った｡

それで早速､図々しくも遠矢駅に車を置いて記憶を頼りに彼女の家へと向かった｡

遠矢駅は冬にSLを撮りに来たことがあるし､駅手前の坂を下りてアクセルを踏まなくてもスピードが出てしまう場所に設置されたレーダーに捕まったこともある馴染みの強い場所｡

昔､同僚の女性の友人としてMさんを紹介され3人で霧多布へドライブして以来だから､彼女の家は微かな記憶だけが頼りだ｡

彼女は私がウォーキングしていてすぐアノ症状が出ることを知っていて､

｢う●●したくなったらトイレ貸してあげるよ｣と云ってくれた優しい方でもある｡

でもさすがに尻を押さえて｢う●●が･････｣と云って駆け込む｢勇気｣は無い｡

ヤバイことは一度あったけれど､その時は何とか耐えた｡

遠矢駅は無人駅でSLを撮りに来る人向けなのだろうか｢トイレはありません｣の冷え冷えとした紙が貼られている｡

ま､それはともかく､今日は尻を押さえずに彼女の家を探し出して庭へ入らせて頂いた｡

すぐ間近にブログで拝見した芍薬の姿｡

何と美しく花弁の多い花なのだろうか｡

シャッターを押して近所の方に怪しまれないようにと数分で退散｡

駅前にあるタレザンギの有名店｢南蛮酊｣へ寄ってテイクアウトで注文し､出来上がるまで店の近くに咲いている花を撮った｡

芍薬に癒されたけれど､ここの店員さんも百合の花を思わせる美人｡

｢写真撮らせて｣と云いたかったけれど･････｢勇気｣が無くて云えなかった｡

先輩

僅か数日､私より先にワクチン接種をしたルンバは先輩口調で私に容体を訊く｡

｢ワクチンを接種した部分を湯船に入れないようにした方が良いよ｣と余計な指示までする｡

私より年下､チンコも付いていないのに接種が数日先と云うだけで上から目線だ｡

未明3時50分､多分寝返りをうったのだろう｡

ワクチン注射をした左肩付近を下にした時に痛みを感じた｡

と云うことは､接種されたのは間違い無くワクチンだと云う証拠だ｡

全く症状が無いので､もしかしたら生理食塩水でも注射されて誤魔化されたのかと疑ったりしていたのだ(笑)

痛みを感じたことで逆に効果を確信し､痛みを感じた側を圧迫しないように上にしたら痛みも消えた｡

変異株にどの程度効果があるのか疑問はあるが､できるだけ心配しないで過ごそう｡

誰かが筋肉痛のような感じと云っていたの思い出した｡

ナルホド､まさにその通りだ｡

朝起きてから熱を測ってみたら平熱｡

｢押すと少しだけ痛みが出てきた｣とルンバに云ったら｢手を挙げてごらん｣とか先輩口調の指示が続く｡

｢大丈夫､明日には痛みが消えているから｣と偉そうに云う｡

付いていないのにだ｡