高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

職人仲間 4

2006年07月17日 22時52分00秒 | 職人仲間

_007_2 このお二人はカップルではない。栃木県の藍染職人「大川」さんとお客様。藍染の浴衣に竹のハンドバッグ、山葡萄の草履、‥‥「歩く伝統工芸」と大川さんはからかっている。この人はお客様に「いらっしゃいませ」と言わずに「こんにちは」と挨拶する。これはデパートでの接客ではちょっと珍しいことである。良く知ったお客様に「こんにちは」と言うのは、全然おかしくないのだが、まったく新しいお客様に「こんにちは」というのは彼の人柄が言わせるのだろう。親分肌で彼を頼っている職人さんはたくさんいる。この3年ほどで藍染めの色目といい、デザインといい、どんどん変わっている。

いつも背筋を伸ばしてピンと立っている。きっとこの姿勢が彼の人生観を表しているのだろう。

20060715192615 前回紹介した山形県「しな織り」の石田さんのところにいる職人「加納」さん。スローライフを地で行っているような人だ。ゆっくりとした話し口、落ち着いた物腰、しな織りという自然素材を扱うには一番適した人かも知れない。私のところのお客様とこの「しな織り」のお客様は大変共通性があるようだ。彼が言うには「高江さんのバッグを持ったお客様に声を掛けると非常に高い確率で買って頂いている」そうだ。普段、デパートに出てこない時は、有機栽培のお米を作っている。彼の作る玄米団子は絶品である。加納米蔵と名前が示す通り、米作りに人生を賭けている。彼のスローライフの生き方がお客様をゆっくり、ゆっくり包み込んでいる。

昨年、私の長男が新潟の高校に学校見学に行ったとき、わざわざ新潟空港まで迎えに来てくれた。本人は「すぐ近くですから何でも言って下さい」と言っていたが、後で地図を調べたら、車で1時間以上掛かる所から来てくれていた。

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トホホのアイポッドシャッフル

2006年07月17日 22時03分00秒 | もんく

Photo_39 松坂屋のお向かいには、いかにもおしゃれなアップルストアーがあり、若いお客でにぎわっている。アップルの携帯オーディオ「アイポッド」は時代の最先端、新しいオーディオシーンを作り出した。私もアイポッド40G、アイポッドミニ、シャッフルと3機種持っている。最後のシャッフルはいつも歩くときに小さくて良いだろうと昨年の松坂屋の職人展のときに、このお向かいのアップルストアーで購入した。昨日突然動かなくなり早速修理をしてもらおうとデパートの閉店後お店にやってきたのだが、購入して1年と三日たっているので修理できないそうだ。三日前に故障していれば無償で取替えなのにほんとにがっかりである。トホホ。私のところでも5年間無料修理の保証をしているが、額面通り、5年できっちり線を引くのでなく、お客様の立場に立った対応をしていかなくてはならない。

しかし、このアイポッドシャッフルは欠陥商品のような気がする。この1年間で4台の交換をした。一番最初は購入後半月でまったく動かなくなりアップルに郵送で交換。また、一ヶ月もしないうちに故障、これは渋谷のアップルストアーで交換。次は肝心のホノルルマラソン中に故障、(このホノルルマラソンに使うために購入したのに) これは今年の1月に名古屋出張の時、今回と同じくこの栄町のアップルストアーで交換。このときは新しい物を貰ったら、それ自体も不良品ですぐ5分で再交換。その後、半年間何事も無く使っていたのだが今回の1年と三日目で‥‥トホホ。もう今回は廃棄する。有料の修理になるといわれたが新品を買う値段と変わらない金額を言われた。ちょっとアップルさん考えないとイケマセンヨ。

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