只今、ホームページ作りに四苦八苦しています。一番苦労するのが、商品の特性をどう打ち出していくのか?これが一番考えるところです。今回も竹箸にお名前を彫る「名入れ箸」を考えているのだが、名前を彫る機械を見つけた。早速メーカーまで行って、機会を使わせていただき何膳かお箸に名前を彫ってみた。確かに、間違いなく誰がやってもきれいに彫れる。「よーし、これだったらインターネットで沢山注文が来ても、私が出張で居なくても大丈夫だ。」と喜んだ。しかし、工房に帰ってきて会議で図ってみ ると、みんなの反応が思わしくない?やれ、味が無い、鉛筆のメーカー銘みたいだ、入学時の子供のお名前みたいだ、など等‥‥
ひらがな、カタカナ、アルファベットしか彫れないのも問題だ。フリーハンドで彫るのではなく、文字盤に沿ってなぞって行くと縮小された文字がドリルで彫られるという仕組みのため文字版が要るのだ。漢字まで彫るというと膨大な量の文字版が要るので大変なのである。そこまでそろえると100万近いお金がいる。 やはり今までやっているルーターで手書きにするか? 大変ではあるがどんな文字でも何文字でも、絵でも記号でも、何でも彫れる。ウーン。
それより、「これだけの手を掛けて作って、日本一の精度を誇るお箸には、手彫りで応えなくては失礼になる。」「機械彫りだったら、これを見て良いナーと思ったところが直ぐ真似できる。」「職人の手 作りのお箸に、職人が手彫りの名前を!」と、結論がでた。一膳、一膳思いを込めて名前を彫るこれしかないか!頑張るぞー。