高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

青竹箸

2006年12月31日 00時24分00秒 | 青竹箸

_10 毎年、大晦日に青竹のお箸を削る。新年に向かって真ッサラな、みずみずしい青いお箸で正月を迎える。

「一期一会」青竹の青さはほんのひと時である、時間とともに青みが抜けて緑色が黄緑色へと変色していく。茶席を設ける主はお客様の事を思いながら、お箸を削ったという。事前に作り貯めすることはできないので、時間を考えて最高の状態でお客様を迎えることを考えたそうだ。まさし く、_5  ほんのひと時その場でその出会いを!私はい_4つも真竹をカンナで削って青竹箸を作る。孟宗竹では美しい色目と艶が出ないのである。ぱっと一目見たときの美しさといったら言いようがない。_12 丁寧に巾と厚みを揃え、その後切り出しナイフで面取りをする。この面取りでお箸の表情が決まる、優しくそれでいて凛とした美しさが保たれるように!   お箸を削るのが一番神経を使う。簡単そうに思えるかもしれないが、簡単に見える仕事ほどごまかしが利かなくて難しいのです。

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今年も多くの方々に支えられて一年を終えることができました。本当にこの一年の一期一会にありがとうございました。

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