出張に出た後、「何が一番食べたくなるか?」というと、大分には海の幸も豊富で美味しい物がいっぱいあるのだが、一番食べたくなるのは「豚骨ラーメン」である。濃くのある乳白色のスープ、ストレートな細麺が欲しくなるのだ。
大分に戻った翌日、どうしても豚骨ラーメンが食べたくて、昼御飯に別府市内の「くーた」という店にやって来た。
地元で食べるラーメンはこってりしたスープに無料で取り放題の「辛子高菜」を山のように入れ、紅しょうがを少々、ヒーヒー言いながら麺をすすり込む。額に汗をにじませながら、すかさず「替え玉」を頼む。(九州では替え玉無料がほとんどである。取り放題の辛子高菜も無料なのを原則とする)。替え玉が来たら、今度は辛子高菜では無く、ホワイトペッパーをパッ、パッ、パッと降り掛け違った味で楽しむ。お昼のランチ時には、この豚骨ラーメンに御飯と餃子が4切れ付いて650円である。
東京、大阪などでラーメンを頼むと、まず替え玉が無い。なかなか、本格的なこってりスープにはお目にかかれないし、値段も高い。寂しいのは「辛子高菜」をたっぷりと入れてヒーヒー言えないのが寂しいな。是非、九州に来たときは、豚骨ラーメンに辛子高菜をいっぱい入れて、必ず替え玉を注文してほしい。