日本橋三越での「匠の技展」も昨日で終了しました。たくさんの常連さんにもお出で頂き、一年ぶりの再会を楽しむ事が出来ました。また、新規のお客様にも巡り合えバッグやお箸を購入頂きありがとうございました。
私の催事では「竹のハンドバッグ」がメインで販売しておりますが、今回の日本橋三越では、展示スペースの関係で塗装した箸は一切持っていかず、生成りの竹箸「由布」「鶴見」「五画」だけに絞ってみました。
http://take-once.com/SHOP/62298/list.html
使い勝手は抜群。「このお箸に勝るものは無い」と自負しています。そもそも、「箸」という字は竹冠に者と書きます。恐らく、「箸」という字が出来た昔は竹で作っていた物がほとんどだったと思われます。滑りにくく、軽い竹の箸、この季節、お蕎麦や素麺などを食べる時には、滑らないので持って来いです。まー、説明はさておき、このお箸に名前を彫って「名入れ箸」として販売しております。
このお箸が、着実にファンを作っています。単価としては1000円くらいで、小さなモノですが、「チリも積もれば山と成る」で、馬鹿にならないのです。
私が子供の時(小学生の時)、お祖父ちゃんから、毎日、習字の練習をさせられました。正座をして1時間あまり、嫌で嫌で堪らなかったのですが、その時教え込まれた事が45年後の今に繋がって来ているのです。私が下書きもせず、目の前で名前を彫っていくのを見て、お客様が「凄い!字も上手ですね!凄い」と喜んで頂くと、決して自分では字が上手いとは思いませんが、最低限、お客様にお出しする字が書ける様にしてもらったのは、お祖父ちゃんのお陰だと思ってます。
「人生に無駄な事なし」何処でどうつながって来るのか判りませんね!
私が尊敬するイチローさんが、現在の事業を起こすまでの顚末記をブログに書いているのですが、彼が現在に至るまで、すべての事が結びついてくるのです。サラリーマン時代の経験、奥様の人柄、英語が出来る事、そして、お母様が小さい頃に和装の縫い物をしていた事など‥‥すべてが絡み合って、今を作ってきているのですね。この「ICHIROYA繁盛記」は是非、お奨めですから見て下さい。