7月19日から31日まで、大分トキハのワサダ店で「高江 雅人 竹工芸展」という名で随分広い立派なスペースを頂いている。
大分にはトキハ本店と別府店、そして今回のワサダ店と3店舗あるが、それぞれに特徴がある。トキハ本店は地方デパートの雄として、押しも押されぬ大分一のデパートである。7年前に郊外型のデパートとしてワサダ店がオープンした、当時は何も無い田圃の真ん中にポツンと一店だけのお店であったが、今は一大商業集積地域に変貌している。近くにはホームセンター、大型電気店、家具屋、ベビー用品店、病院、スーパー、レンタルショップ、ボーリング場‥‥etc、ありとあらゆる郊外店がひしめき合う様に並んでいる。広大な無料駐車場にシネコン、ショッピングモールと家族連れで賑わっている。
トキハ本店は今でも高級一流品をメインに!ワサダ店はヤングの家族連れに!と完全に違った客層をターゲットを絞り込んでいる。残念ながら、私どもの作品はワサダ店の客層と合わないので商売としては非常に厳しいものがある。今回も地元の方々に「本物の竹工芸」を見てもらおうという、文化的な色合いをメインにしている催事である。
朝、家を出て別府まで約20分、それから高速に乗って大分に向かう。私はいつも大体110kmくらいの巡航速度を保って走っているのだが、この日は途中で、後方300メートルくらいの所に突然パトカーが飛び出して来た。運良く、パトカーが飛び出して直ぐに気が付いたので「これはヤバイ!」と左の走行車線に入り、速度を80kmに落とす、運が良かった。何も知らずにあと1~2分走っていたら「30キロオーバー、罰金〇万円」であった。
私の横を忌々しそうな顔をした警官が通り過ぎて行く、深海を悠々と泳ぐ鮫の様な走りである。考えて見ると〇万円儲かった様な気がする。