今日は和紙を作るまでの原料の話だ。
これが和紙の原料となる楮(こうぞ)や三椏(みつまた)や雁皮(がんぴ)である。これも、下処理の状態で値段も随分違ってくる。10キロの原料から、おおよそ4割くらいの和紙が作れるくらいかな?
この原料を水につけ、煮込んだり、切り刻んだり、叩いたりして繊維を取り出して行くのだが、これも結構な設備がいる。
何と! 薙刀の箸が何本も風車のように回っているのだ。
こんな機械を使って、原料を作っていく。
和紙を漉く直前に原料に混ぜる、「とろろ葵」の原料。これが和紙を作るうえで、非常に大きな意味を持っているそうだ。
和紙の原液に粘りをつけるのだが、乾くとさらさらしてベトつかない。
これは、なかなか科学的には作れないそうだ。
八女和紙の作り方を聞いているうちに、竹細工と非常に似た境遇にあることを知る。
伝統工芸品というのは、それに関わるさまざまな職種の人たちの技術の集大成であり、原料、道具、文化、生産技術、職人すべてが揃っていないと、成り立っていかない!
残念な事に、これだけ素晴らしい設備と技術を持った山口さんの所でも、ご本人の代で工房を閉めるそうだ。 んーん、何とかしたいね!
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