先日の「どっとこむおおいた」のセミナー講師の山岸さんが、講演の中で、面白いことを言っていた。
インターネットで、お客様の心を捉えるのに、エピソードとして、「侍ジャイアンツ」と云うちょっとマイナーな漫画の事を話していた。
何故、そんな事を書くのか?と云うと、
その中の例えが、実に判りやすかったのだ。
「侍ジャイアンツ」とは、70年代初めに少年ジャンプに連載された野球漫画である。「巨人の星」の二番煎じのような感じの漫画だが、テレビ放映もされている。
その中の登場人物にインデアンの「ウルフ・チーフ」と云う人物が出てくるのだが・・・・
ここからは頭の中で想像してください。
崖の上に槍を構えて、一人立っているウルフ。
これから、この槍でバッファローの狩をしようと云うのだ。
崖の下を見下ろすと、地面を覆いつくすほどのバッファローの群れが走っている。
もうもうと土煙を上げて走っている。何千頭も居るのだ!
その群れに向かって、思いっきり槍を投げる
「グサッ!」
群が走り去った後には、地面に突き刺さった槍が1本
来る日も、来る日も、同じ様に地面に刺さるだけである。
地面を覆いつくす程、沢山のバッファローなのに!
そこに、長老が現れて、ウルフに言う
「お前は、あんなに沢山のバッファローが居るのだから、あの中に投げればどれかに当たると思ったのだろう!」
「馬鹿者ー!」
「あの群の中の1頭だけを見るのだ!」
「お前が狙うのは、1頭だけだ!」
そして、翌日、無数に走っているバッファローの中で、1頭だけに狙いを定めて槍を投げる
こんなエピソードなのだが、
この例えが、「今のインターネットでお店をやる時と一緒だ!」と云うのだ。
現在、日本のネット人口は9000万人とも、言われている。
地面を覆いつくす程のバッファローだ。
その無数に居るお客様に、「ただ、槍を投げても、絶対に当たりませんよ!」
あなたのお店の商品を届けたい人が居るでしょ!
こんな人に使って貰いたい、こんな人にお知らせしたい人が居るでしょ!
実に面白い例えだった。さすが竹虎ですな!