高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

2014 後継者育成事業 4

2014年10月19日 06時23分02秒 | 後継者育成
土曜日は、後継者育成事業の三日目です。
先週の日曜日に、ヒゴ取りまでを説明し、「出来ない分は宿題!」と、云うことで、果たして、全員がちゃんと、ヒゴを作って来ているでしょうか?少々不安がありましたが、朝、教室に行っていると、ちゃんと全員が、ヒゴを作って来ていました。

では、三日目の始まりです。
私の頭の中では、「午前中に底の部分の平編みが終わり、午後には、全員が立ち上げの部分を終わらせる。」と、予定を立てて居たのですが、やはり、なかなか、思うようには進んでくれません。


口にヒゴを加えて、必殺仕事人の様な雰囲気で編んでいますね。この写真だけ見れば、いっぱしの職人です。

今回は、本番の作品を作る前に、練習用の小さい物を編ませています。
何故、そうしたのか?というと、本番のヒゴを一生懸命取って、底編みをして、立ち上げるという時に、今までの経験から、電気コテで、熱を加えて折り曲げるのですが、この時に、力加減とか、熱加減が判らず、折ったり、焼き切ったりする生徒が多かったのです。
その時に、練習用のヒゴで、コテ曲げの練習をすることで、失敗しても精神的なダメージが少ないと考えたからです。



みんな、真面目な顔でコテ曲げしています。

さて、今日は4日目、何とか縁の仮止めまで行きたいのですが、行けるでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする