高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

「天高く馬肥ゆる秋」

2014年10月24日 06時14分56秒 | 工房
「天高く馬肥ゆる秋」と、よく言われますが、
私は、この言葉を食欲の秋を表す諺と思って居た。
「天気も良く、気持ちの良い日が続きます、気分が良いので、馬も太るほど食欲が増している様な秋」と、こんな感じで思って居たのです。
ところが、どうも調べてみると違ったようです。

元々は中国の諺で、
「天高く馬肥ゆる秋」とは、夏に草をたくさん食べた匈奴(北方)の馬たちが攻め込んでくるという警告の意味。つまり、秋は戦いの季節になるということを当時の中国人たちに示唆した言葉なのです。秋は収穫の季節、略奪を企む匈奴たちは、夏の間に争いのためのエネルギーを蓄えていたのですね。

まぁ、そんなことはさて置いて・・・・

秋刀魚が美味しい季節です。
秋の魚とは、本当にその通りだと思います。安くて美味しい、特に秋刀魚の骨は柔らかいので、背骨以外は全部食べてしまうことが出来ます。
食べ終わった後、綺麗に骨だけが残っているを見るのは、気持ちが良い物です。

先日、Facebookでこの写真を投稿したら、思わぬ反響がありました。
「2匹も食べるのですか?」と、沢山の人から疑問のコメントが入ったのです。

「え~、2匹食べるのは、当たり前のことでしょ!」
「下駄を履く時も二つで一足、耳栓も二つでひとつでしょ、秋刀魚も2匹で一食です!」
と、お答えしましたが、何か変ですか? (笑)

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水槽の補修工事

2014年10月24日 06時08分20秒 | 工房
ブロックで作っている水槽の補修工事をしました。
私たち、竹細工職人は、丸竹のまま水に浸けたり、竹ヒゴを水に浸けたりすることがあります。
竹ヒゴの加工をする時に、ヒゴが乾いたままだと、刃物に負担が掛かり過ぎるので、少し、水に浸して柔らかくするのです。

3mから4mの長いままの竹を浸ける、大きな水槽とか、1m位の小さな水槽がいくつもあります。

その中の、大きな水槽をブロックで作っているのですが、冬の寒い時に、ブロックの横の穴の中に入った水が、寒さで凍ってブロックを割ってしまったのです。今年も、段々寒くなってきました。本格的な寒さに為る前に、穴を塞いで置かないと、また割れてしまいそうです。



モルタルを練って、穴に詰めていきます。
工房の回りにある小石を集めて、穴に詰め、その周りにモルタルを流し込みます。
みんなに手伝って貰い、無事、補修工事完了です。



こんな感じに出来上がりました。
横穴を塞いだ事で、もう一つ、良い事があります。
夏場は、この穴に溜まった水に、ボウフラが繁殖するのですが、これで、蚊の繁殖も少なく為りそうです。
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