高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

ひらめき!

2009年06月14日 06時49分24秒 | 出張

6月11日から、福島県いわき市で始まっている、「小野美術」さんでの個展に行って来た。朝、6時半に恵比寿のマンションを出発、上野で「スーパーひたち」に乗り換え、10時半頃にギャラリーに到着である。

613_001渋谷の東急の津田さんには、無理を言って、一日お休みを頂いた。他のデパートでは、絶対に、にこんな融通を利かせてくれる事は無いだろう。

ここのギャラリーのオーナーの小野さんは、以前は地元いわき市にあったデパートで工芸部門や美術部門の責任者であったが、残念ながら、デパート自体が無くなってしまった。しかし、その後、多くのお客様の要望で、自分で美術品や茶道具を扱う、「小野美術」を立ち上げたのである。

国宝級の作品から、名だたる作家達の作品展を定期的に企画開催している。

613_015お昼ご飯を近くのお寿司屋さんでご馳走になったのだが、実に美味しいチラシ寿司を頂いた。聞くところによると、いわき市沖には、黒潮と親潮がぶつかり合った、素晴らしい漁場になっているそうだ。

そこのお寿司屋さんで、ある器を見て、もの凄いヒントを貰った。これは、まだ、書く事は出来ないが、凄いヒラメキである。絶対にこれを商品化するぞ!

いわき市にやって来て、こんな事を感じるなんて!

絶対、物にするぞ!

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東京トンテキ

2009年06月13日 06時20分59秒 | 食べ物

以前、テレビ番組で渋谷の料理特集をやっていた。その中で、渋谷東口交差点にある、豚肉をメインにしたお店で、イシちゃんこと、石塚君が満面の笑みを浮かべて食べていた「マイウ~。」

豚に拘ったお店である。ステーキも豚のステーキ、200g・300g・400牛乳1、とまるでグローブの様なお肉の塊。

612_012 今回私が注文したのは、「トンバーグ!」豚肉100%の300gのハンバーグ。結構なボリュームである。熱く熱せられたフライパンにモヤシとキャベツを載せ、ジューシーなハンバーグの上にこってりとしたデミソースをかけて出される。

ひと口頬張ると、口中に肉の甘さが広がる。豚肉100%というので、柔らか目かと思っていたが、結構しっかりとした口当たりである。「まいうーー。」

612_013 ご飯と味噌汁が付いて、1000円。ランチには少し量が多いが、回りのカウンターを見てみると、みんな、大トンテキに大盛りライスと元気の良いヤツが一杯だ!

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ウィークリーマンション

2009年06月12日 08時40分25秒 | 出張

今回、渋谷の東急では、宿泊先を始めて、ウィークリーマンションを取ってみた。渋谷の隣駅「恵比寿」から歩いて15分ほど。部屋はワンルームマンションそのままである。

610_024 何時も使っているホテルに比べると、随分チープな感じがする。お風呂もトイレも狭く、ウォシュレットも付いていない。ベッドもシングルの小さなものである。タオルやシーツの交換も無いので、あらかじめ、タオルなどを着替えと一緒に沢山送っておいた。シャンプー・石鹸・歯磨き・髭剃りなども、付いていないので、近くのスーパーで1週間分調達してきた。

610_025 悪い事ばかりでもない、部屋に電子レンジが付いていたり、調理器具が付いているので、簡単な炊事が出来る事だ。それと、掃除に人が入って来ないので、部屋の中を散らかしたままでも気にならない。それと、値段が安いことだ。

渋谷には、安くて良いホテルが無くて、渋谷で探そうとすると、1泊1万円くらいしてしまう。その点、ここは1泊5000円と半額である。

一度は、ウィークリーマンションを使って見たかったので、これで初めて、ホテルが良いか?ウィークリーが良いか?判断できる。先ずは1週間使ってみなければ!

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リファーの照明

2009年06月11日 06時29分16秒 | ホームページ作り

横浜髙島屋の催事を終え、翌日、夜9時からの飾りつけ。昼間が丸々空いてしまった為、その時間を使って、京橋の「写真電気工業株式会社」に行ってきた。

ここは、何か?と云うと、撮影用の照明機器を作る会社で、世界的にもトップレベルの会社である。先日、インターネットの事を京都の岸本さんに相談した時、「是非、商品撮影には、リファーの照明機器を買っておいた方が良いですよ!」と言われ、見に来たのだ。

610_020 京橋の交番近くのビルの5階。別にショウルームと言う訳では無い。エレベーターを降りると、すぐ扉がある。中に入ると、リファーの照明器具が5点ほど置いてある。飾ってあるという雰囲気ではない。

初めから、買う気で行っているので、少し、撮影の時のアドバイスをして貰うくらいで、対応してくれた社員さんも「買って貰おう」と云う感じは一切無い。

610_021 リファーの照明器具は、100%自社販売だけで、卸をしていない。他のメーカーの照明器具より随分高いのだが、商品に絶対的な自信を持っているので、一切値引きはしないし、卸もしていない。「全国から、リファーの照明で無いとダメだ!」という、ファンの口コミだけでここまで大きくなっているのだ。

何時かは、私も100%、自社販売。卸も出張もしなくても良いという経営を目指して行きたいものだ。

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横浜高島屋 3

2009年06月10日 05時18分54秒 | 出張

Yokohama1 横浜の街は、来る度に新しいビルが増えている。「街が生きている!活気がある!」特に横浜駅東口から、みなと未来に向けての地区には、どんどん高層ビルが立ち並んで行く。

これは、毎日の朝歩きの時に横浜港の大桟橋から、みなと未来方面を見た所だ。

まだまだ、この街は大きくなって行くな。

高島屋での催事も無事修了。最終日は16時から片付けである。16時とは随分早い修了時間だと思い、社員さんに聞いてみると、「今年から、無駄な人件費を使わないように、横浜髙島屋では残業が出来なくなった。どうしても、残業する場合は、店長決済を仰がなければならない」そうだ。

営業時間中で、回りには沢山お客様がいるのだが、コンテナが持ち出され、どんどん片付けられていく。私の所も、17時前には綺麗さっぱり無くなった。その後に明日から始まる、催しの飾りつけが成されるのだろう。

業者に体にとっては、随分ありがたい事である。

今日は、夜10時過ぎから、搬入作業と飾りつけ。渋谷の東急は夜9時まで営業である。閉店後、次の催事の什器などが運び込まれ、それからの飾りつけとなると、今日中に飾り付けることなど、とても出来ない。

一旦、12時で飾り付けを切り上げ、翌朝速く出勤して続きをする。そして、初日の閉店時間21時になる頃には、眠くて、眠くて……。東急は、名物担当者がいて、社員の対応も、実に素晴らしいのだが、この準備日と21時閉店と云うのが、泣き所である。

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横浜高島屋 2

2009年06月09日 07時00分50秒 | 職人仲間

6月7日までが、髙島屋やのお客様特別販売期間で大変な賑わいがあったのだが、その反動で、月曜日は打って変わった様に静かな一日であった。私の回りの業者さんも、「今日はさっぱりですねー」と。

髙島屋の7階のエスカレーター付近では、一年中、何かかにか催しをしている。今回は、私の他に、津軽の下駄屋さん、長野の革屋さん、一番多いのが、陶芸の人が4人出ている。4人とも佐賀県の陶芸家ばかりである。

69_002 その中の一人、「中里さん」。彼とは、毎年この時期に髙島屋で一緒になる。年に一度の再会である。

手作り手書きに拘った染付けの器が身上である。どの器も、ちょっとづつ形や柄が違うので、きれいに積み重ねることが出来ない。この手作り感が、他所とは違うのだ。

69_005お客様に、栞を渡すのだが、買って頂いた器と同じような絵をその場で手書きして渡している。これが、お客様に取っては随分、印象に残るのだろう。

大量に作り、儲けてやろうと云う気持ちは毛頭無い。こじんまりと、自分の目の届く範囲で、大切に物作りし、お客様との関係を作っている。

68_008 久しぶりの再会を祝して、奥さんも一緒に乾杯した。

最近のこの厳しい情勢の中でも、「何処へ行っても昨年より売り上げが落ちることが無い」と言う。そんなに高額な器では無いのだが、地道な経営努力の賜物であろう。今も、もう直ぐ作家活動30周年に向けて、「こんな事をするのだ!」という、企業秘密まで教えていただいた。

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横浜髙島屋 1

2009年06月08日 08時30分38秒 | 出張

今回の出張は、日本橋から横浜へ、横浜から上野・渋谷と泊まる所がくるくる変わるので、ちょっと面倒であった。最初の三日間は人形町の東横イン、四日目は妻の悦子と合流したので、同じ東横インであるが、ツインに部屋代え、6月6日(土)は横浜館内のスーパーホテル。

現在、横浜開港150周年の記念行事が目白押しで、横浜で土曜日に予約を取るのが至難の業である。やっと、スーパーホテルに予約出来た。5日目・6日目は伊勢崎町のワシントンホテル。

「何故、ワシントンホテルにしたのか?」と言うと、ワシントンホテルでは10万円分宿泊のポイントが溜まると1万円のキャッシュバックがあるのだ。しかし、このポイントは期限が1年までで、何時も年間5万円分くらいしか溜まらなくて無駄にしていた。

ところが、今回は昨年9月と今年の5月に2回ほど、浦和ワシントンを利用しており、あと少しで10万円分になるのだ。晴れて、今回の宿泊で1万円のキャッシュバッグである。しかも、早期予約で取っていたため、1泊4500円で取れた。

68_009 フロントに勧められ、「1000円の追加料金で、プレミアムルームが使える」と言うので、それにした。ダブルの少し広めの部屋で、ベットも何となく高級感がある。

部屋の事は、さて置き、横浜と日本橋で妻と選手交代をしたのだが、成績は両方とも随分良い結果になっている。横浜のほうは、「私が来るのを待ってました!」と常連さんが沢山お出でになって頂き、地方の百貨店の1週間分を一日で上げてしまった。

悦子は悦子で、「ご主人の顔が見たかったのに!」と言われながらでも、新しいお客様にお買い上げ頂き、充分な成績である。  ご苦労様

竹工房オンセ

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モニター

2009年06月07日 04時04分47秒 | 職人仲間

新潟県の鎚起胴器の島倉君のところで、東京の手作り靴の杉浦君が、なにやらゴソゴソやっている。何をしているのだろう?と覗き込むと、新しいベルトが何本も出来上がっていた。

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20060709

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20080915

http://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20080705

65_001 これは、バックルを島倉君が作り、ベルトの部分を杉浦君の革の同業者に頼んで作った試作品であった。金型で鋳抜いた物でなく、一つ一つを島倉君が打ち出した胴のバックルである。落ち着いた光沢と、野趣溢れた質感。これは、新しいヒット商品になるかも?

私は何にもしていないのだが、島倉君が「高江さん、一つ気に入ったものがあったら、モニターとして使ってくれませんか?」と言う。何と、謙虚な申し出でしょう!

65_004それで選んだのは、このベルト!   

 如何です、素敵でしょう。

ただ、難点が一つ。最近太り始めた、私には気持ち短めである。よーし、これを機会にもう一度、今年のダイエットを始めますか!

竹工房オンセ

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日本橋三越 2

2009年06月06日 07時06分59秒 | 出張

朝礼で担当者の金子さんが、みんなを元気付ける様な話をしている。個人の好みもあるのだが、良いデパートとそうでないデパートの違いは、業者を盛り立てて精一杯、力が発揮できる様に旨く引き出すことができるか?逆に、何かあると、鬼の首でも取ったかの様に、頭ごなしに業者に小言ばかり言って、萎縮させてしまうのか?の違いだろう。

一日前に、お客様から、接客に対するクレームで、「ある業者の接客態度が悪い」とすごい剣幕で文句を言われていた。しかし、5分もすると、鬱憤を吐き出したいだけ出したお客様も気分が収まって帰って行かれた。

そして翌日、どんな朝礼になるのか?と思いきや。名指しでその業者をつるし上げる様な言い方は一切せず、

「昨日はお客様から、接客のご指摘が在りましたが、何かあっても私たちがちゃんと対応します。皆さんは長年接客をしているプロですから、判っていると思いますので……」とサラッと流した。

事情を知っていた私としては、「さすがだ」この人柄がこの職人展をここまで大きく引っ張って来た、最大の要因だろう。ただ、この要の「金子さん」も今年で定年である。後に続く人にどんな人が来るのか?

竹工房オンセ

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仲間の応援

2009年06月05日 08時00分33秒 | 出張

今回の経済不況の深刻さは、天下の日本橋三越といえども、例外では無い。

昨年までは、お中元商戦の真っ只中で、待ち時間の行列が出来、相当賑わっているのだが、例年より、1ヶ月早い開催という事も影響しているのか?お中元会場も、まだ、そんなに賑わった風では無い。

今年のボーナスは相当厳しいと予想されている、そのボーナスを貰ってみないことには、なかなかお中元の送り先も決まらないのだろう。

そんな中、昨日は先日の「船橋東武」で見て頂いたお客様が来て下さった。

「あらっ、今日はご主人なのね?」

そうなんです、船橋東武は最終日が次の催事と重なってしまい、妻と一日だけ交代したのだ。その時のお客様である。工芸品が大好きな素敵な奥様である。いろいろお話を伺っているうちに、「どうして、私どものバッグを気に入って頂いたのか?」とお聞きしたら、

京都の木調織りの松原さんから、「竹のバッグなら、オンセさんの所が絶対良いですよ!」と薦められたそうだ。その言葉がきっかけで、お買い上げ頂いた。

64_001松原さんの奥さんは、以前に私のバッグを買ってくださり、いつも使ってくれている。綺麗な方で、仕事で着る和装の時も、普段の洋装の時もお気に入りで何時も使ってくれている。こんな、綺麗な人が持ち歩いてくれているのは、私にとってはとても良い宣伝である。

他の業者さんからのお勧めの言葉は、お客様にとっては「同じ物つくりをする、専門家からの口コミ」として、随分、説得力があるものだ。

今回は、仲間うちの応援で助けていただいているナ。

ありがとうございます。

竹工房オンセ

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閉店時間

2009年06月04日 07時00分41秒 | 友人

昨日から始まった日本橋三越での「夏の職人展」。全国から58社の職人が集まる大きな催事である。ここでしか会えない方もいるので、久しぶりに元気な顔を見ると安心する。

今年から、一つ変わった事が、営業時間が昨年までは20時までであったが、今年から19時に変更されていた。以前から、みんなが感じていたことだが、地下や1階などのフロアーと違い、上層階のフロアーまでは、あまり遅い時間になるとお客様は上がって来ないのだ。

特に、19時以降は、まばらなお客様より、ボーとしている社員や販売員の方が多くなる。「緊張感を持って!」とマニュアルでは言うが、まったく、お客様がいないのでは、なかなか緊張感を持続することは難しい。

それに、「エコ」がテーマの時代背景から考えると、今回の営業時間短縮は、もろ手を挙げて賛成である。パチパチパチ

その、閉店間際に飛び込んで来たのが、テポドン3号と4号であった。テポドン3号は4月の銀座三越の時に紹介したのだが、 http://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/2009/04/post_9bae.html  

中学時代の同級生だ。同僚の女性とやって来て、相変わらず、しょうも無いおっさんギャグを連発している、「地震と災難はいつやって来るのか?」判らないものである。

もう一人の、4号さんは、上野松坂屋からのお客様で、若いのに、こういった工芸品が大好きな子だ。「この秋、結婚することになりました」と報告に来てくれたのだ。ほんとに、閉店間際だったので、殆ど話すことが出来ず、変な組み合わせであるが、テポドン3号チームと一緒に飲みに行くことに。

相変わらず、中学時代の訳の判らない話に、大笑いで在った。

64_006最後に、このニヤケたテポドン3号の顔を見てやってくれ!

おーい、西尾みてるか?

竹工房オンセ

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準備日?

2009年06月03日 05時39分32秒 | 出張

朝、大分を出発して12時頃、羽田空港に着き、革小物の業者さんと次作品の打ち合わせ、14時半ごろ日本橋三越に到着。飾り付けを一生懸命していると、カーテンの合間から、お客様が、ヒョコッと覗いてくる。    (日本橋三越の催事会場は、同じフロアーに営業中の特選食堂があるため、通路は閉鎖されずにお客様が沢山歩いている。)

「ちょっと見せてください!」と、少し、カタコトの日本語で聞いてくるお客様がいる。

「はあ、良いですが、催しは明日からですよ」

「これ、素敵ね!私、こんなバッグを探していたの!」などと、あれを持ち、これを持ちして、鏡を見ている。韓国の人で、明日、ソウルに帰るそうだ。

「明日からでは、来れないので、今日、現金で、これ買う!」と言う。

「生まれて初めて、こんなに高価なバッグを買うのよ!」

「あなた、とても善い顔してるよ!」

さっそく、社員の金子さんを呼んで、売り上げにして頂いた。(催事場のレジはまだ用意されていないので、違う売り場のレジで打ち込んでもらうことに)

17時からの、販売員研修を受けて、催事場に戻ってくると、今度はご年配のご夫婦が、私のバッグをカーテン越しに熱心に見ている。

「これは幾ら位するのですか?」

「30万くらいです」

「そうですか、やはり良い物は存在感が違う」

そのご夫婦は、お店をやっているようで、「こういった、ご時勢なので、本当に良い物が欲しい!」と仰る。

「卸も出来ますか?」

「ハイ、条件が合えば、卸もさせて頂いています。」と

結局、もう少しゆっくりと見たいと云う事で、今日からの本番に出直して頂くことになった。

昨日は準備日なのに、とても、幸先の良いスタートである。

竹工房オンセ

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ハードスケジュール

2009年06月02日 05時41分37秒 | 出張

5月・6月といえば、竹細工にとっては一番忙しい時期である。今回も船橋・大阪と2週間の出張を終え、四日間の帰省だ。また、今日から、日本橋三越・横浜高島屋・渋谷東急と催事が目白押しである。途中、福島県いわき市での個展に、東京からトンボ帰りと云う、強行スケジュールである。

四日間の帰省と云っても、本当にゆっくりする時間は無い。催事から戻った荷物を整理して、また、次の催事用に詰め直す。6月だけでも5箇所の荷物を作らなくては為らない。十数年前に始めて催事に出た時は、一箇所分、荷物を作るのにも何日も掛かり、へとへとになっていた事を思い出す。

忙しい合間を縫って、先日来から気になっている歯の治療に行ってきた。亀裂が入っている事までは判っていたのだが、今回は綺麗に真横に、スパッと切った様な形で、歯が割れている。歯茎に引っ付いて取れていないだけだそうだ。亀裂から上を取り除いてみると、本当に綺麗に割れている。今回も、応急処置を施して、また、出張から帰ってきてから直すことに!

では、今年一番の山場、今日から日本橋三越での「職人展」。不況にもメゲず、沢山のお客様と出会えます様に!

竹工房オンセ

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天然インディゴ

2009年06月01日 06時27分37秒 | ブログ

以前、私の尊敬するブロガー職人「大川さん」のブログに、「大川さんの所の藍染のTシャツを着ていると、蚊が寄ってこなくて、海外の友人に送ったら、大変喜ばれた!」という記事が載っていたような気がする。

その時は、「へー、そんな事があるのか?」と不思議に思っていたのだが、昨日、テレビを見ていたら、「所さんの目がテン」という番組の中で、ジーパンの特集をしていた。

その中で、「何故、カウボーイがジーパンを制服のようにみんなはいているのか?」という問いに、「ガラガラ蛇から身を守るため!」と答えが出ていた。

その事の実証をしていたのだが、ジーパンをはいて、ガラガラ蛇にちょっかいを出す、すると、蛇は尻尾をガラガラと振り威嚇する、その後、実験用のプロテクターに噛み付いてくる。

「アレッ、これではジーパンをはいていても身を守れないではないか?」ところが、この実験には、もう一工夫あったのだ。2回目の実験の時には、天然インディゴで染めたジーパンをはいて、同じ実験をしたのだ。

すると、如何した事だろう、ガラガラ蛇は、足で突っついても、全然尻尾を振って威嚇してこないし、何度も突っついていると、何もしないで逃げていくのだ。何度やっても、逃げていく。

大川さんが、よく人工インディゴと天然インディゴの事をブログで取り上げているが、こんな実験にも、その違いが出てくるのか?ガラガラ蛇と同じように、蚊が寄ってこないのも、何か天然インディゴの匂いとか、フェロモンを嫌がるのだろう。

テレビを見ていて、そんな事を感じてしまった。今度、竹薮に入るときは、大川さんの所のTシャツを着て入ってみるか?

竹工房オンセ

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