2013年6月9日、娘の誕生日の今日は、丹沢主脈縦走に。前回は、3月に「塔ノ岳」~「丹沢山」まで入っています。お隣の主峰「蛭ケ岳」は5月に別ルートでピストンしていますが、実は、「丹沢山」と「蛭ケ岳」は、3.5km離れているだけのお隣さんです。今回は思い切って、3座連登ピストンに挑戦。この3座は、表丹沢の代表的な山で、このルートは表丹沢のメインストリートと言えます。宿泊可能な山小屋が多数あり、通常は山小屋どまりでピストンか、「檜洞丸(ひのきぼらまる)」へ抜ける縦走を皆さんされるようです。日帰りピストンをするようなモノ好きは、トレイルランの練習をしているお兄さんか私くらいのものです。
04:00大倉バス停出発。今日の予想コースタイムは10時間。早く出ます。天気は晴れで予想最高気温は平地で28度、途中山小屋多数なので、必要最小限の装備と食料で済むから助かりますね。今日は、コース中にある山小屋を全部お見せしましょう!目を覆う方もいらっしゃいましょう。でも、このおかげで、多くの女性やお年寄りが丹沢を楽しんでいますよ。
5:00駒止茶屋着。こんな立派な山小屋が登山口からわずか一時間のところに。まだ、お休みです。
大倉尾根の上部に入ると周りの山が見えてきます。今日のルートがメインストリートなら、こちらはさしずめ銀座。江戸の時代から大山詣で有名な「大山」の雄姿。こちらもアプローチがたくさんあることと、ロープウェーが利用できて、子供でも登れる。我が家も子供が小学校の頃、一家で登りました。
おっと、おなじみの世界自然遺産が顔を出しました。今日もよろしくです。
大倉尾根も、のぼりつめれば、そこは山小屋と絶景の、ビミョーな関係。左から、堀山の家、花立山荘。連続してお目にかかります。ちなみに、標高は堀山が1000mくらい、花立が1,200mくらい(感です)こちとらのメニューと言えばこんな感じでしょう。ここで眺める富士山もこんな按配。
6:30 と言っているうちに、最初のピーク、「塔ノ岳」(1,491m)到着。待ちかまえる山小屋「尊仏山荘」。多くの丹沢縦走客の利用する山荘です。今年3度目の山頂は、今日も晴天。富士の雄姿をご覧あれ。
今日これから向かう、手前のなだらかな「丹沢山」、その先のとがったピーク、神奈川県最高峰「蛭ケ岳」。そして、北西方向には遠く南アルプス「北岳」、「農鳥岳」、さらに北北西のは「八ヶ岳」も見えます。富士山の右隣が「赤石岳」、「聖岳」
山頂を後に、振り返れば「塔ノ岳」のとがったピーク、左を見れば相変わらずの自然遺産。丹沢主脈はどこでも富士山が遠望できる。
7:30 「丹沢山(1,567m)」山頂。「塔ノ岳」からの行程は、アップダウンの少ない森を抜ける2.5kmのコース。こんな感じで「森が笑う」。ピークには「ミヤマ山荘」。平坦で視界は良くないピークだが、ゆっくり休めます。
ここから「蛭ケ岳(1,673m)」までのコースは初めて。3.3kmの距離ながら、3つのピーク越えがある。ここでも自然遺産がこんなにばっちり。ピーク遠望。手前かと思っていたらその奥の小さなとがったところ。途中、「不動ノ峰休憩所」、「鬼が岩の頭」からみた絶景。途中には、有名(?)な「○○○のオブジェ」、
これまで快晴だったのが、ピークを前に、にわかに雲が!富士の雲隠れ?これを境に、どこのピークでも、富士の姿は見ることができませんでした。私は存分に拝み倒したので問題ないですが、まだ9時前、これからの登山客は、見えなかったということになります。
9:00「蛭ケ岳」ピークにて。この方向に、本来であれば富士山が見えます。山頂の「蛭ケ岳山荘」。立派です。
ピストンでない、縦走の究極は、ここから前回報告した「檜洞丸(ひのきぼらまる)」に抜けるコースと思われます。また、目標ができてしまいました。
9:30 山頂から帰路へ。途中、朝はほとんど誰もいなかった「塔ノ岳」山頂には、100人くらいの登山者が・・・・皆さん、残念ながら世界自然遺産は見れませんでした。
下りは、やっぱり膝に来た~!往路から、「塔ノ岳」までは、おおむね予想通りの時間でこれたものの、最後の下りでばてました。抜かれる抜かれる!!最後、バス停めがけて走るおねえさんたちに抜かれまくり、がくっ。鍛え方が足りません。当然、写真もありませんっ!
往復26km、累積標高差?、トレーニング登山は、目標タイム10時間から10分遅れの14:10、スタート地点の大倉到着でした。
丹沢主脈は、前回報告した南アルプスのコースアウト連続に比べ、全く道迷いの危険はありません。山小屋も完備、かつエスケープルートもたくさんあります。ビールも甘酒もあります。野生の感、を養うにはちと、物足りないですが、存分に筋トレをして、景色を楽しむことのできる山行でした。今回は、車ではなく、電車利用だったので(なんで、ピストンなのか?途中で気がついたが遅かった)、お帰りは駅前でビールとラーメンで一人乾杯。これは少しさびしいかも・・
次回は6月30日、ついに来た、「北海道紀行」の予定。お疲れさんでした。