今年のゴールデンウイーク、連休は働く皆さんのもの。ですが、40年ぶりに北アルプスの白馬に行ってきました。
好天に恵まれた連休後半、猿倉登山口から大雪渓をひたすら登る。この季節にここを登るのは初めてです。
後輩たちの誘いに飛びつき連休の白馬に。猿倉までのバスもまだ動いていない。GWだからさぞかしたくさん人がいるのかと思ったら、BC組はそこそこいらっしゃいますが、単なる登山組はわずか。
この連休から山頂の白馬山荘営業開始ということで必死こいて電話予約しようとしても繋がらず、大変なことになっているのかと思ったのでした。
猿倉登山口からすぐに雪が現れ、アイゼン履きっぱなしで山頂まで。
大雪渓から小雪渓、夏ならばお花畑のあたりも雪で覆われて喘ぎながら登る。
アイゼンで7時間も登るとほとほと疲れます。もっと簡単に登れると思っていたんですがー。
ほとんど宿泊客のいない(!)白馬山荘に荷物をデポして山頂に。
2時過ぎの山頂にいたのは我々と、主陵(バリエーションルート最大斜度60度)を7時間かけて登ってきたというカッコいい3人組のみ。
翌日は天気が降り坂。ヤマテンでは朝6時に南西の風14mで午前は曇りから雨予報。
3:30に白馬山荘を出発、栂池目指して下山します。雨の来る前に下山したくて急ぎたいところですが、強風で固くなった雪渓でアイゼンを履いたり脱いだりを繰り返しなかなかスピードアップしません。
かろうじて朝日は拝めましたが、厚く覆う雲の隙間から一瞬見えただけでした。この栂池に降りるコースは初めて。
ほとんど宿泊客のいない(!)白馬山荘に荷物をデポして山頂に。
2時過ぎの山頂にいたのは我々と、主陵(バリエーションルート最大斜度60度)を7時間かけて登ってきたというカッコいい3人組のみ。
翌日は天気が降り坂。ヤマテンでは朝6時に南西の風14mで午前は曇りから雨予報。
3:30に白馬山荘を出発、栂池目指して下山します。雨の来る前に下山したくて急ぎたいところですが、強風で固くなった雪渓でアイゼンを履いたり脱いだりを繰り返しなかなかスピードアップしません。
かろうじて朝日は拝めましたが、厚く覆う雲の隙間から一瞬見えただけでした。この栂池に降りるコースは初めて。
白馬山頂から小蓮華岳を通る尾根はゆるいアップダウンから日本海や妙高などを眺める素晴らしいコースです。残念ながら今回は強風と曇天で楽しめませんでしたが。
大雪渓ではお目にかかれなかった雷鳥さん。
栂池側ではたくさんお目にかかれました。そして、空飛ぶ雷鳥も。飛ばない鳥だと思っていました。
小蓮華から白馬岳を振り返る。まだ天気は大丈夫。
白馬大池は雪にすっぽり埋もれていましたがショートカットの横断はできませんでした。
白馬乗鞍岳から妙高、火打、戸隠山などを望む。今年ぜひ登りたい山たちがおいでおいでをしています。
ここから長い雪渓を降り、雨が降り出した10:00にロープウェイ山頂駅に到着。こうして初のゴールデンウィーク白馬ー栂池登山は無事終了。
それにしても登山者が少ないです。個人的には大変結構で、あの大雪渓を独り占めとは行きませんが、そんな気分にしてくれます。この時期の上高地の喧騒とは比較にならない静けさです。また、スキーを履いてあがればあの大斜面も縦横無尽。来年は、と目論んでいます。
早朝の出発前、玄関の靴棚に並んでいる登山靴を眺めて驚きました。夏用の軽登山靴が多く並んでいる。春とはいえ気温が下がれば雪渓は固く締まり滑落の危険が⚠️。みなさん荒天でしまった斜面を無事に下山できたのか、心配です。この季節の高山は天候次第で真冬になったり春になったり、滑落、踏み抜き、雪崩などリスク満載です。夏と冬の間のこの季節、僕もあまり残雪の多い山には足が向きません。自身も以前、涸沢で滑落の現場を目撃したり、自分も滑落して昨年足首を骨折しています。
それでもこの季節の天気の良い高山の魅力には勝てない!という方も多いでしょう。くれぐれも安全登山を!