温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

京都 祇園祭

2009-07-17 18:14:10 | ニュース
今日は京都祇園祭の中継をTVで見た。
興味をひいたのは辻回しと、お囃子の人が長いひものようなものをつけ、それが太鼓などを叩く人の腕の動きにつれて動く様子を楽しめるように工夫している点だ。
下は2008年の動画だが、2分半ほど過ぎたあたりから、車輪の下に竹をいっぱい並べ、さらにその上に水をまいて摩擦係数を減らして回転させる様子(4分頃から1回目の回転)を見ることができる。
現在は道が広くなって、その有効性はわかりにくいが、むかしは狭い道を何とか通そうと工夫した結果だろう。
人々の工夫とは凄いものだ。
当時最初はこんな重いものが直角に曲がる方法があるなんて誰も思わなかっただろう。
竹を敷いたり、水を換えたりするのは試行錯誤の結果なんだろうな。
人々のあくなき努力と工夫に感心する。
もうひとつは映像が見つからなかったけど、どうも、やはり鉾や山車はまっすぐ進まないようでどうしても右か左に偏るようだ。
それを周りにさせる人が微妙に体を傾けてコントロールしているようだった。
またくさび形の木片を車輪の下へ差し込んで、向きをただしている鉾もあった。
京都 祇園祭 山鉾巡行

もひとつは、なかなか良い映像がなかったが、最初に書いたように、お囃子の奏者達が腕にひものようなものをつけて鉾の外に垂らし、演奏するにつれてそれが上下するという工夫をして見ている人がたぶん楽しめるようにしているところだ。
下の動画の途中からその様子が少し見ることができる。
このような工夫をしたり、新しいもの=人とは違ったものを用意するんだということで、継続してきたようだ。
温故知新の古きを温めてという部分は、これで十分インスパイヤされた。
いままで、京都の祭りは混雑を想像してしまって、全然興味がなかったが、今回興味を持った。
一度見てみたいし、写真も撮りたいと思った。
月鉾(つきほこ)|山鉾巡行|祇園祭 [GIONMATSURI]