静かすぎ」ＨＶ車に発音装置検討

この話、少し前から良くある話だ。
しかし、私にはわからないというのか、納得できない話だ。
その理由は、

１．このようなことをいう人は、本当に電気自動車が走るのをどれくらい見たり聞いたり体験しているのだろうか？疑問だということ。
私は数１０回経験しているが、周囲が静かなときは、タイヤの路面でプチプチいう音がけっこうする。
決して、全く無音ではない。
また、走り出すときに、コントローラのブーンという音がする。

２．周囲の騒音が大きいときは、確かにエンジン車よりは静かだろう。ほぼ無音で近づく感じだろう。
でも、考えてみてください。クルマにはクラクションというものがあるのです。
注意を喚起するには、それを使えばいいのだ。というより、そのためにクラクションがある。
その音量が大きいとか、音色が悪いという話はあるだろうけど、電気自動車には関係ない。ガソリン車にも共通の課題だろう。

３．無音だから気がつかないで危ないという前に、携帯を操作したり、ヘッドフォンで音楽を楽しんでいる人たちの存在はどうなるんだろう。電気自動車が悪いのではないだろう。
無音は良いことに決まっている。
大体、馬車時代だってあったのだ。エンジン音はしなかった。気まぐれの馬のいななきはクラクション代わりだったのかも？なんて！。
当時も、車輪の音はかなり大きかったんだろうな。
今より、タイヤの音が静かになったら、少し困ることになるかな？

４．最後に、大体無音のものに警戒音を付加して、それが人工的な音だなんて、自然破壊も甚だしい。
エンジン音なんてもってのほかだし、携帯電話のような音もやめてくれ～っだ。
皆さん、工場構内で「メリーさんの羊」をならすフォークリフトを見たことがあるでしょう。
音楽でも、不快ですよ。また、作曲家はどう思うのか考えたことがありますか？
自分の作った曲が警戒音に使われるなんて、どういう気持ちか。それとも、著作権料が収入として手に入れば、このように警戒音使われても、うれしいのかな？
せめて馬のパカパカパカというひずめの音にして欲しい。それなら、１００歩譲って、賛同するかも？

というわけで、この話はぜひとも検討だけで終わって欲しいものだ。
採用されても、一時的に決まっている。
そう、私が上に書いたようなことが、後に問題となって。自然に世の中からなくなるのです。

asahi.com（朝日新聞社）：「静かすぎ」ＨＶ車に発音装置検討　国、障害者指摘受け - 社会

モーターで動くため低速ではほとんど音がしないハイブリッド車（ＨＶ）に、警笛よりも小さな音で危険を知らせる装置を装備する検討を国土交通省が始めた。