温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

電気自動車の普及は中国からかもね

2014-05-14 23:38:04 | 中国情報
下の記事、凄いね。テスラが世界で最も稼ぐ店という現実。
米テスラや独ダイムラー、中国市場でEV普及へ発進  :日本経済新聞
北京市の商業施設「僑福芳草地」。高級ブランド店に交じって、人気を集めるのが米EVベンチャー、テスラ・モーターズの中国1号店だ。2013年末の開店と真新しいが、いま「世界で最も稼ぐ店」といわれる。
 店内にはスポーツ車型の主力EV「モデルS」を陳列。平日から見学客でごった返す。「人気で納車まで6カ月待ち。多いときは1日20台の注文が入るよ」と担当者。価格は73万4千元(約1200万円)からと高級スポーツ車並みだ。関税で本国の米国より約5割高いが、それでも売れる。

「見えを重んじる中国人の嗜好をくすぐる」というのは、まがりなりにも中国で1年間暮らしてきた体験からよく分かる。逆にいうと、彼らと一緒に同じ釜の飯を食ったり生活したりしないと、絶対わからないのではないかな?。世界の20%で2万台か。総生産台数は10万台か。私は2030年に電気自動車は10%くらいのシェアを得ると予測している。アメリカ・欧州それぞれ1,000万台、中国2,000万台、日本600万台で、世界全体でやく4,000万台としても400万台だ。そう考えると2016年と言ってもずいぶん遠慮した数字に思える。
これなら周りに自慢できる。2台買うつもりだ」。浙江省から見学に来ていた会社経営者は興奮気味に話していた。走行距離に不安はないのか問うと、すかさず営業担当者が「1充電で502キロメートル走れる。自宅で朝充電すれば十分だ」。購入客向けに充電スタンドの設置も手伝うという。
■セレブが乗る車
 米国で「セレブが乗る車」として定着するテスラのEV。見えを重んじる中国人の嗜好をくすぐる。4月にはイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が訪中。「中国の充電インフラ整備に数億ドルを投じる」。北京や上海で「トップ営業」に精を出した。
テスラは北京に続き、近く上海、杭州にも出店する。16年に2万台、世界の20%を中国で販売する計画だ。

どっかの国のように民間企業に完全におまかせというのでは、また、他国の後塵を拝するのは目に見えている。PM2.5で中国やインドを悪者にしているけど、あと10年後は彼らの方がきれいな空気となっているんだろうな。政治の力が必要。
中国のエコカー市場に世界の自動車大手が熱い視線を向けるのはなぜか。最大の理由は中国政府がEVなどの普及に本腰を入れ始めたからだ。
 柱の一つが充電インフラ整備の加速だ。中国の送電網の8割を担う国家電網は3月、充電スタンドの運営事業を民間にも開放する方針を明らかにした。
 すでにテスラなどの外資も参入の意向を表明。中国政府はまず北京や上海など大都市で、5キロメートル圏内に充電スタンドが必ず1つある「5キロ充電網」の整備を目指す。
 補助金の拡大など制度上の普及策も広げる。さらに官僚の人事評価に「環境への貢献」を導入。すでに青海省や寧夏回族自治区が独自の普及策を始め、各地方政府も最優先課題に位置付ける。