囲碁ＡＩ、韓国棋士に３連勝で勝ち越し、その後一矢。

将棋やチェスに続いて囲碁でもコンピュータが勝利したようだ。
囲碁ＡＩ、韓国棋士に３連勝で勝ち越し　世界最強の一人：朝日新聞デジタル

米ＩＴ企業グーグル傘下の英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能（ＡＩ）「アルファ碁」と、世界で最も強い棋士の一人、韓国の李セドル九段（３３）の第３局が１２日午後、ソウル市内のホテルで行われ、アルファ碁が３連勝した。対局は１５日まで全５局行われるが、２局を残してアルファ碁が勝ち越し、勝利を決めた。

その後、人間が一矢を得たようだ。
囲碁ＡＩに韓国人棋士が初勝利　３連敗から一矢：朝日新聞デジタル

米ＩＴ企業グーグル傘下の英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能（ＡＩ）「アルファ碁」と、世界で最も強い棋士の一人、韓国の李セドル九段（３３）の第４局が１３日、ソウル市内のホテルで行われた。李九段が１８０手までで白番中押し勝ちし、初勝利を収めた。

これは、コンピュータのプログラムがすごいスピードでレベルが上ったことは認める。しかし、まだ、人間の脳のニューラルネットワークにはほど遠いとおもう。今回は過去の棋士の対局を研究してデータ化し、学習した結果らしいが、このようなゲームはそれでいいけど、ゲームはある決められたルールの中での課題を解いているだけなので、人間社会の予測できない課題の解決には、まだまだという感じ。一部、この結果をもって自動運転の未来が開けたみたいな論調があるけど、私はそうは思わない。一歩下がって、定期バスや定期運送便などコースが決まっているなど、あるルールに従っているものはまだましかもしれないけど、普通のドライバーの普通のドライブには、安全面や危機対処の能力としてはまだまだ人間にはとてもかなわないレベルだと思う。やっぱり人間のニューラルネットワークの瞬時に解を出すような仕組みが解明され、現実化されないとダメだと思う。私にとってはそれがほんとのAIで、こんなことでAIという言葉を使うのは嫌だな。でも、グーグルはこれを武器に市場に出てくるんだろうな。先日も長距離バスの事故があったけど、自家用車の自動運転より、路線バスやこのような営業車の安全確保サポートのために実用化することを先にすべきだと思う。大手のメーカーは、自家用車で儲けたいんだろうけど、それはトヨタやグーグルにはしてほしくない。もう十分儲けているから、社会の安全貢献に無償でも技術を研究してほしい。欧州では自動運転はトラックでメーカー団体で協力して３，０００台規模で数年前にデータを集めていたと思った。日本もそうすべきだろう。