今日ラジオを聞いていたら小林旭の「昔の名前で出ています」がかかった。
京都にいるときゃ忍と呼ばれたの♪
神戸じゃ渚と名乗ったの♪
この歌、僕が中学のときヒットした。体育のK先生が「忍とよばれたの♪」と言うところを「忍とよばれてた〜♪」と歌詞を間違えたと言うか、多分故意に変えて歌って結構生徒に受けていた。K先生の持ちネタはその他に「もう緊張して胸がドキドキを超えてドキがムネムネするわ」と言うのもあった。これも特に女子によく受けていた。
さて、この曲が流れた直後にラジオにお便りが来た。(お便りと言っても今は電子メールだからラジオを聴きながらスマホでメールすればリアルタイムでラジオ局に届くのだと思う)。
そのお便りをパーソナリティが読み上げた。「おや、これはなんと岐阜のリスナーの方からのお便りです。『昔の名前で出ています。中学のときヒットしました。当時つきあっていた子が忍という名前でぺったんこにした学生カバンに忍命というステッカーを貼り付けていました。今、名古屋港の埠頭にいてこれからお弁当食べるとこです。』という土木作業員のかたからのお便りです」と。
これを聞いたときに僕はいや、これは懐かしい岐阜のノリだなあと思った。関西人はすぐに人に突っ込むからそんな彼女の名前のステッカーなんてカバンに貼っていたらいじり倒されてしまう可能性が高い。それを貼るというのが岐阜のノリだなあとしみじみと思った。
先日ある関西の方と話をしていたらその方はある話の流れで「ホテルに泊まります。いやビジネスホテルに泊まります。いえ違います、安い宿に泊まります」と泊まる場所を2回言い直した。
これって多分、ホテルに泊まると言うと「そんなお金使ってリッチやなあ」と突っ込まれる恐れがあるから泊まる場所をとっさに言い換えてどんどん格下げしたんだなと言うことは関西に長く住んでいるとそれとなくわかるようになってくる。本当に同じ日本でも地域が違えば言葉に対する考え方もずいぶん違うものだなあと思う。
※最近はビジネスホテルもピンキリで高いとこはそこそこするから会話にも気を使うなあ、、、。