10月1日の23時過ぎに東の低い空に冬の正座オリオン座をみつけた。
10月1日の半年後は3月1日
たぶんそのころになるとオリオン座は逆に西の空の低いところに行ってまもなく見えなくなるのだろう。
冬を中心とした半年間、夜空に見える星座。
丁度、計算通りになるところは理にかなっている。
老人ホームに父を尋ねたら、父は、「最近、春と秋が本当になくなってきた」と言う。
「でもね 東の空にオリオン座を見たよ」と父に言ったら「そうや、天の軌道だけは正確や」と父は言った。
船乗りだった父はそれを誰よりも知っているのだと思う。
星を頼りに船は位置を測っていたのだから。
GPSが発達した世の中でも海の中で星が読めなかったら、命に係わる問題になってしまうと思う。
機械がなくても理がわかる意識を持つことは生存のために大切なことなのだと思う。
実行できているかどうかはともかくとして、、、。
世の中、理にかなわないことが多くなったと思う今日この頃だけれど、それでも理というものを意識しなら、生きていきたいと思う。
それはともかくいちにち、いちにち無事に過ごせますように。それを第一に願っていきたい。