8月11日に誕生日が来て61歳になった。
今まで何をして生きてきたんだろう という思いとか あと何年元気でいられるだろうとかそんなことを思う。
大阪にいた最後のころから70歳以上の人が集まる場所にいろいろ行くようになったけれど やはり人生長くなったと言っても70歳過ぎるとだいぶん衰えるなというイメージがある。
60台のうちにやりたいことはやっておきたいなという気もする。
ただ それにこだわりすぎるとしんどいから まあ 適度にとは思うのだけれど。
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本当に暦の上では立秋を過ぎて秋でも ずっとここ半月以上 異常に暑い日が続いていて だんだん 身体に応えてきている。
でも 病気という感覚ではなく ただ しんどい という感覚だから そこが 大難は小難というか おかげさまだなと思う。
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普通なら 日本を通過すると 西に進路を変え 東北か 北海道沖で熱帯低気圧に変わったりする台風が 北朝鮮に上陸したときくと やっぱり 異常気象なのかなと思う。
ハワイの山火事も 異常と言えば異常に思えるし。
ハワイの山火事で 岸田首相が バイデン大統領にお見舞いの電報を送ったというニュースを見ると 逆に ハワイ出身の 高見山が 昭和47年大相撲名古屋場所で 優勝した時 当時のニクソン大統領からお祝いの電報が来たことも思い出す。
その時は 黙っていて 何年かたって 時効になったころに 実は ニクソンのライバルの候補の人からも 電報が来ていたんですよ と 明かしてしまうところが 高見山の 愛される人柄でもあるような気がする。
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先日 名古屋地域の留学生の方を 応援するイベントバスツアーに参加した。
木曽川の岐阜県内の流域をツアーで観察した時に 中国人の留学生の子が 僕に 「木曽川って神聖な川なんですか」ときいた。
たぶん そういう知識を彼女があらかじめ持っていたか 山と 川の 美しいコントラストを見てそのように感じたかどちらかだと思う。
それで 僕は返答に困ってしまったのだけれど 一瞬考えて「木曽川は例えばインドのガンジス川のように一般的に神聖な川と考えられているわけではないですが 木曽の山々に対する山岳信仰というのは日本にはあるので そこから 流れている川ということで 木曽川を神聖とみなす人が いることは事実です」と答えた。
その答えが適切かどうかは 自分では判断できなかったけれど。
それで 僕はしばらく間をおいて
「木曽川が神聖かという問いの意図とは無関係かもしれませんが 僕のおばあちゃんは 木曽川のほとりで生まれたので 嫌なことがあると “木曽川に飛び込んで死ぬ”というのが口癖でした。でも実際は 家の中で 老衰で死にました」と付け加えた。
ああそうですか という感じで中国の子はうなずいていた。
でも 考えてみると おばあちゃんは 単に川に飛び込む と言ったことは 一度もなく また 木曽川以外の川の名まえを言ったことも一度もない。
おばあちゃんが 飛び込んで死ぬというときは 必ず その川の名まえは 木曽川だった。
その意味で おばあちゃんも木曽川を神聖とみなす人の一人だっただろうと思う。
それはともかく いちにち いちにち 無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。