明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
お天気も良くて本当にいい三が日だったと思います
さて今年になって2日3日で
この上・下巻読み終わりました
いや~いい本を正月早々読んだものだと感慨無量です
宮部みゆきさんの時代小説です
「弧宿の人」
純真無垢な少女「ほう」
頼る親も兄弟もいない
名前の「ほう」は阿呆のほう
この名前のせいで彼女は自分のことを阿呆だから・・・と思う
しかし、彼女は阿呆ではなかった
彼女には幾多の辛いことが次々と待ち受けていた
どういうわけだかその度に彼女に手を差し述べる人が現れる
彼女の人生も「みをつくし」のみおと同じで
雲外蒼天ではないかと思ってしまう
彼女は呆から方、そして「宝」の字をいただく
こころに宝を持って、彼女は力強く生きていくだろうと想像させる
読後感のいい小説です
お勧めです
しかし、名前は本当に大事ですね
一生何回書くでしょう
何回人に言うでしょう
ほうではないけれど言うたびに自己暗示がかかります
斉藤孝さんは名前のおかげで親孝行な息子になったと何かでおっしゃられていました
私も高校入学までは「多く美しい子」と書いていました
しかし、高校入学時戸籍謄本がいるとかで取り寄せてみたら
「たみ子」
となっていました
母に聞くと
私をを取り上げてくれたお産婆さんに
帰りに役所に届けて欲しいと頼んだそうです
母曰です
きっと、お産婆さんが漢字が書けなかったらかわいそうだからと
ひらがなで届けたんだろう
と
お産婆さんもお産婆さんだが母も母である
でも、このネタ、自己紹介などで言うと結構受けます
いまはこれもいいかななんて能天気に思ったりしています
やはり私を取り上げてくれたお産婆さんはいい勘をしていたのかもしれません
などと新年早々思い出したりしました
さあ、今年は何冊読めるかな?
本を読んでいる間は
あれやこれやを忘れられます
気分転換には打って付けです
今年も読むぞ~!!!!