人たらし

ぱすてるからー

 

春めいてきましたね～。

この春めくのめくとは？

・・・・のような状態になる

・・・・らしい

などの意を表すとのことだそうです。

でも「夏めいてきましたね～」とは言わないのは面白いですね。

 

ところで「女たらし」と言えば、聞こえがよくないですが

「人たらし」というのは、近頃では、誉め言葉に使われます。

田辺聖子さんは、司馬遼太郎さんのことを「人蕩らし」だと、本に書いています。

 

一部抜粋

 

司馬さんはよく＜人蕩らし＞といわるが、大阪の古いシャレ言葉に＜乞食のシラミ＞というのがある。

そのこころは＜口で殺す＞というのだ。

うまいことをいうて、人を丸めてしまう、という意味を含むが、司馬さんの＜人蕩らし＞は、そんな軽薄なものではない。

心にもないことは決していわれないかただった。

人がとろッと蕩らされてしまうのは、自分がひそかに自負している点を指摘されるからである。

（わかってもらえた）といううれしさに、思わずとろけてしまう。

司馬さんはそれを惜しみなく放出するかただった。

人の自負するところをよく洞察し、それが不当でなければ称揚するのにやぶさかでなかった。

だからみな、司馬さんに声をかけられホメて頂くと、とろッととろけてしまうのであった。

 

楽老抄　ゆめのしずくより

 

自分が日頃、これだけは、ちょっと自慢！なんて口には出さないでも思っていることをさらっと誉められたりしたら、たちまちその人を好きになってしまいます。（単細胞につき、裏読み、深読みはしない主義）

でも、逆に、人知れず気にしていることを、ズバッと言われると、かなり傷ついてしまい落ち込みます。

 

どうせ口から出す言葉、相手をなるべくならいい気持ちにさせてあげたいと思うのですが・・・・。

いや、そうは思っても、何人の人の気持ちに刃をあててきたことだろうか？

え～い、そんなこと考えていたら、眠れなくなる。

睡眠不足はお肌の敵。

明日から、気をつけよう～っと。

 

今日の私の小さな幸せ

 

来週、検診。

それまでは「麒麟ＺＥＲＯ」！！

これが、結構美味しいのよ。