朝、少し前まで
「ひよっこ」が聞こえないくらいクマゼミが
ジャージャーワシワシワシワシと鳴いていました
それが今は夕方ツクツクボウシの鳴き声が
サルスベリの木のほうから聞こえてきます
空も高く青く、影も濃くなっています
日差しは焼け焦げそうなくらい暑いのですが
やっぱり季節が動いているのを感じます
朝井まかて著「福袋」読み終わりました
連作ではない短編集です
先月28日の朝日新聞の「文芸時評」で紹介せれていました
うわ~新刊出たんだと嬉しくなり早速手に取りました
表題の「福袋」はその中のひとつの物語です
でも、この本、8つのお話が福袋の中から
次々に勢いよくとびだしてくるような感じです
おもしろいです、文句なく
江戸時代のお仕事小説です
へ~こんな仕事もあったんだ
なんて思いながら読み進んでいくと
いつの間に、自分もそこにいるような気がしてきます
そして、そこにあるものに触れ
そこの臭いをかぎ
耳をすませて聞き入り
見たくなかったものを一緒に見てしまったり
お腹がはちきれるくらい食べたり
と、自分の五感がフル稼働します
どのお話も、とにかく女性が元気です
それに比べると男性がいささか・・・
でも仕方ないですね
いつの時代も平和なときは女性がパワフルになりますものね
特に好きだったお話は
「晴れ湯」
「莫連あやめ」
「暮れ花火」
でした
時間があったらぜひぜひ読んでみてください
最初の「ぞっこん」の主人公が・・・
あ~言えない言えない
読んで欲しいから
阿久悠が作家になっておれば
芥川賞直木賞独占かな
時代遅れのジャムンチョより
こんばんは。
まあ~かってに漢字変えてはいけませんて。(笑)
あ、阿久悠さんのドラマが近頃あったんじゃなかったですかね。
視聴率凄くよかったとか。
「凛とした女の子におなりなさい」という詩集を持ってます。読むのが少し遅かったですけど。
とっても素敵です