カンヒザクラ
沖縄にはソメイヨシノはないそうです
あるのは、この濃い色のピンクの桜
ハラハラと舞う花吹雪を一度も見たことがないとガイドさんが言ってました
このカンヒザクラは、花ごと落ちるんですね
さて、最終日に向かった先が、今回二度目のパワースポット
「斎場御獄」(セーファウタキ)
ここには、ニライ・カナイ橋を渡って行きます
全長660メートル
高低差、80メートル
斎場御獄は、世界遺産
御獄(うたき)とは、神様がまつられているところ
政治は男性
祈りは女性が行っていたそうです
最高神女、王族の王妃「聞得大君」(きこえおおきみ)
ここで、神様の就任式が執り行われていたそうです
ここへは、途中までしか男性は入れなかったそうです
この三角の奥が行き止まりになっていて、そこからこの景色が見れます
むこうにかすかに浮かんで、見えるか見えないかの島が
久高島(くだかじま)
神の島といわれ、男子禁制の島だったそうです
ちょうど、ここへ、カメラマンとスタッフがふたり来ていました
ツアーで一緒だった若い女性がインタビューを受けて
「パワースポットで来られたんですか?」
と質問されていました
どうやら、ズム朝で、今人気のパワースポットを取りあげるようです
「いえ、沖縄のツアーで来たんです」
と答える彼女達
「でも、パワースポット、興味ありますよね」
「あ、はい。これテレビに映るんですか?」
やらせっぽいインタビューを聴きながら、どうして私にインタビューしないのか?
年齢制限にひっかるのか?
パワースポット=若い女性
という図式が絵になるんでしょうね
わかってます、わかってますって
観光バスに戻ると、彼女達はみんなから
いい思い出が出来ましたね~
いつ放送されるんですか?
と聞かれると
あ~でも、映るかもしれません、映らないかもしれませんって言われました
って
ははは
そうよね、多分、数時間、あそこで張ってるでしょうからね
しかし、パワースポットに行って、何かを感じましたか?
ってガイドさんに聞かれたけど、どうも鈍いのか何も感じないんですね
そして、沖縄の文化がすべてわかる沖縄ワールドへ
しかし、今回のツアーに
「ひめゆりの塔」
が含まれていなかったので、添乗員さんと相談
別行動をとらせてもらってタクシーで手を合わせに行ってきました
やっぱり、涙が出てきました
濠と呼ばれる穴の中で、負傷した兵隊さんの治療の手伝いをしていたんですね
外科医によって、切断された手や足を濠の外に運んだり・・・
15歳から19歳までの若い女生徒達
タクシーの運転手さんが
泣きながらでてくる女子高生が沢山います
って
そりょあそうよね、
自分と同じ位の女の子達が勉強しにきたのに、
うじがわいた兵隊さんたちを目の当たりにしながら、狭い濠の中で過ごしていたことを知ったらね~
でも、やっぱりこれは語り継がないといけないことよね
いはまくら碑
いはまくら
かたくもあらん
やすらかに
ねむれとぞいのる
まなびのともは
「固いごつごつした岩場で亡くなったのはさぞ無念で辛かったでしょう。
心安らかに眠って欲しいと学友たちは願っています」
という哀悼の歌です
この
「相思樹」
っていう木、はじめて知りました
葉っぱの裏と表が同じなんですね
ひめゆり学徒隊卒業の歌
↓
http://www.asahi-net.or.jp/~FY7T-NKMR/kyozai/orion/wakare.htm
おも~くなった気持ちのままタクシーに乗り込むと
「はい、これ食べてください、揚げたてですから」
と、タクシーの運転手さんがサーターアンダギーを差し出してくれました
優しい甘さが口いっぱいに広がりました
これで、今回の旅は終了
長々とお付き合いくださってありがとうございました
今日の私の小さな幸せ
今夜の「相棒」面白かったですね~