硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

理不尽な暴力。

2019-05-28 20:28:03 | 日記
無抵抗な人々を理不尽な暴力によって、傷つけることで、どんな達成感を得られるのだろうか。自身の命を絶つことが目的ならば、関係のない人たちの命を奪うことにどんな目的があったのであろうか。

それは、思い通りにならない人生だったからなのか。だからといって、報復されない事が分かっている人に向けて刃物を振り下ろすのであろうか。

希望のある人たちに未来を託し、静かに残りの人生を過ごしてゆくという選択はなかったのであろうか。

自身と親の残りの人生に絶望を感じたから罪を犯したのだとでもいうのであろうか、

50歳前後の人の価値観は、バブル経済の社会によって大きく歪められたのであろうか。

この豊かさが、それによってできてしまった格差社会が、人の倫理観を麻痺させてしまったのであろうか。

それとも、自由でいられる事が、かえって人を不安にさせてしまっているのだろうか。

自身の命を絶つ時、ようやく自分の思い通りになって、笑みを浮かべていたとでもいうのか。

これが、資本主義、民主主義、個人主義、自由主義の帰結とでもいうのか。

それは、必然であり、運命とでもいうのか。

主はなぜ主を賛美する幼子を護ってはくださらなかったのであろうか。

悲しい、とても悲しい、事件である。