今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

守るべきもの。

2009-09-16 22:08:38 | タラの日記

ようこそ、卯月です。
今日、2度目の更新です。
結局、仕事はあんまり捗らなかった。気づいたら眠ってて。
頓服をあれ以来飲んでいないんだけど、それでも眠い。

姉のことを、ずっと考えていた。
私が姉に抱いているのは肉親としての愛情だろうか。
一緒に親の虐待をくぐり抜けてきた同士だから、2人で助け合って生き延びてきたから、それで結束が固いんだと思っていた。
それは当たり前だと思っていた。

でも、そうだろうか。
わからない。

私は姉にずいぶん八つ当たり的意地悪をされて育ってきた。いつも姉の顔色を窺っていた。親の顔色と、姉の顔色と、両方を窺ってきた。
でも、私は姉には逆らえなかった。やり返すこともしなかった。
一人になったら生きていけないと思っていたんだと思う。

でも、実際には姉といることで楽というわけではなかった。心強いということは少しはあったかもしれないが、私はむしろ母に罵倒される姉をかばい、慰める役回りだった。
高校生になった姉がお酒を飲み始めて、家の中は大荒れになった。父は姉の飲酒を知っていて、何も言わなかった。
酔っ払って母と罵り合いをするのが日常茶飯事となっても、父は知らん顔だった。
たまに姉を弁護することがあったかもしれない。けど、いつも父は「いない人」だった。
私はひとしきり怒鳴り合う声をやり過ごし、泣きじゃくる姉を部屋まで連れて行って、彼女の悲しみを聞いた。吐いたものを片付けて着替えさせたことも1度や2度じゃない。母はそういった世話を一切しなかったから。

そのことを思い出して、私はもしかして「アル中の妻」だったのかもしれないと、さっき初めて思い当たったのだ。
私と姉は共依存だったということには気づいていた。
でも、私は姉に一方的にいじめられていたという記憶ばかりで、姉をかばって姉の問題を助長したという自覚はなかった。

お互い子どもが生まれて、姉は子どもに愚痴を言って甘えるようになった。私の役割は終わった、と私は思った。
私の子育ては、母に影響を受けた(母は反面教師だった)という自覚はあったが、どうしてこんなにしつこいぐらいに子どもを保護したがるのか、自分でもよくわからなかった。自分がきつく当たられたから、あんな思いを子どもにさせたくない一心で、だと思っていた。
もしかして、それは違うのかもしれない。

私は「アル中の妻」で、かばってやる相手を求めていたのかもしれない。姉が子どもを私の代わりにしたように、私も私の子どもたちに、姉の代わり(かばわれ保護される役)を求めたのではなかったか。

そう思ったとき、身震いがした。
これは多分、当たっていると思う。
あまりに辻褄が合う。
私はずっと姉を求めてきたのだ。

どうして姉とこんな関係になってしまったのか、それが私にはわからない。
でも、小さいときから、姉は私にとって大切な人だった。自分より姉だった。自分の気持ちより、姉が泣いていないか、だった。
私が自分の気持ちに鈍感なのは、多分そのあたりに原因があるのだろう。

私は姉を思って、自分をないがしろにしてきた。
そのことに気づいて、今、なんだかとても哀しい。
自分が誰からも愛されず、捨てられた人形みたいに思えて、とても惨めな気がする。

私は、私を愛することができるだろうか。
自分の信頼を、得ることができるだろうか。

そんなことを、夕方からずっと考えている。

 

 

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姉と手帳。

2009-09-16 12:06:13 | タラの日記

ようこそ、卯月です。
こんな真昼間の更新は珍しいよね…。
やっぱり「朝から仕事」は無理でした。
洗濯始めて、洗剤が足りないので近所のスーパーに買い物に行って、帰って息子の朝ご飯と自分の昼ご飯を作って、今まだ2度目の洗濯中。
もう疲れてる。

昨日あれから、「ほぼ日手帳」のところに行って、さんざん迷って、結局姉にギフトで色違いのマスタードの革の手帳を買ってしまった。
「来年の手帳でいいのを見つけたから、色違いでKさん(姉の名前)の分も買っちゃったよ。もし何かお気に入りの手帳があってダブったら、雑記帳にしてね。来月届くから」とメールを送ったら、すぐ返信が来て、「来年の手帳はまだ買ってないし、毎年いろいろ迷うくせに結局適当に選んでるから、手帳のプレゼントはありがたいよ。お揃いなんてうれしいな。いつも気にかけてくれてありがとう」って。
私はそれを見て、思わず泣いてしまったのだ。
だって以前の彼女だったら、「お揃いなんてうれしいな」なんてゼッタイ言わないし(思わないし)、「気にかけてくれてありがとう」なんてしおらしい(?)ことは私には言わなかった。
離婚して、長女に絶縁されて、次女が覚せい剤で逮捕されて、独りぼっちで働きながら勉強してる(10月に日本語学校教師の検定があるのです)姉。
自分の病気を受け入れ、変わりたいと思い始め、治療を受け始めて、つらいこともいっぱいあるだろう。
以前は私のことを「なんでも親のせいにして甘ったれてる」と批判していたけれど、治療が進む中で、これまでのかかわり方を詫びて、「大変だけど一緒に頑張って回復していこうね」という姿勢を見せてくれるようになったのだった。
姉とまた仲良くなれた。
手帳のことで、またそれを強く実感した。うれしかった。
本当に、うれしく思った。

ああ、でも2人分の手帳を買ったら家計がピンチに。
頑張って働かないと。
これから仕事します。
じゃあまたね。ごきげんよう。

コメント (2)
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