すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

北海道犬

2005年05月03日 | 時事から・・・
つい先日のでラウンジ(HP内のBBS)でひとしきり犬の話で盛り上がっていたのだが、今朝の北海道新聞でこんな記事発見。

-北海道犬飼育数大幅に減少-
「天然記念物・北海道犬の飼育数が減り始めている。民間の保存団体が把握する年間出生数は昨年で約1200匹と約30年前の6分の1以下だ・・・」

北海道犬とは通称「アイヌ犬」とも言い、北海道で昔から飼われていた狩猟犬の事。
主人に忠実な反面、主人を守る為ならヒグマにも立ち向かっていく、頼もしい犬だ。
長年北海道に住んでいるが、北海道犬が「天然記念物」だったとは知らなかった・・・。

子供の頃など、北海道犬の雑種など普通の民家で普通に飼っていた。
知らない人に吠えて威嚇する姿はさすが猟犬。「あそこの家の犬、こえ~」などと言っていたものだ。

そりゃそうだ、北海道犬は熊とも戦う犬。
そこら辺のガキんちょなど敵ではないのだ。

子供の頃からおマヌケだった私は北海道犬にちょっかいを出し、ガブリとやられた事もある(苦笑)

また新聞によると「岩見沢系」「厚真系」など地域ごとに特徴のある北海道犬がいるのだが、それらがなくなりつつあるのだという。
地域によって個体差があるというのも知らなかったよ、私。
どう違うのか、比べてみてみたいものだが、ペットショップとか行っても北海道犬って見たことないしなぁ・・・ブリーダーっているのかな?
それすらしらないよ、一応北海道民なのに・・・とほほ。

減少の理由は昨今の癒し系とも言われる小型室内犬ブームと、従来の飼い主の高齢化に伴い飼育数が減少していること事。
そうだよね、ブリブリに張った筋肉を持っている犬だもの、体力のないお年寄りになると毎日の散歩だって大変だ。
保存会では色々な案を模索しているらしいが、野山を駆け巡る姿が良く似合う北海道犬を都会で飼うのは難しいのかもしれない・・・でも出来ることならこの犬達を次の時代へと受け継いでもらいたいと思う。

北海道の歴史を影で支えてきたかもしれない犬達なのだから・・・。