すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

花爛漫

2005年05月17日 | 日々つれづれ
今年は春が遅かった。今も尚、肌寒い日が続く。
先だっての週末などチラホラ雪も降ったようだし、オホーツクの方では流氷も観測できたそうだ。
長年北海道に住んでいるが、GW過ぎて流氷の話を聞くのは初めてだと思う。

いつもより気温が低い日が続いたせいか、桜の開花も遅かったようだ。
それでも少しずつではあるが、春らしくなってきて、茶色一色だった山野に緑の色が増え、ぶらりと道行くとそれぞれの行き先で色鮮やかな花々が咲き乱れる。

桜を始め、紫色が鮮やかなツツジ、黄色の小花が可愛いレンギョウ、白いコブシの花、足元見渡せばピンクな絨毯の様な芝桜、たんぽぽ、色とりどりのチューリップ、水仙などなど・・・。
長い北海道の冬を耐え、大地全体が春が来た喜びを表しているかのように一斉に咲き乱れている。
本州では冬に咲くであろう、梅の花も今咲いている。
花札なら2月なのにね・・・(笑)
子供の頃、娯楽が少なかったから家族で花札を興じた記憶があるが、北海道で生まれ育った私には「2月=梅」ってピンと来なかったっけ(笑)

なにはともあれ、色とりどりの花が咲く乱れる今の季節はとても美しい。
大地のエネルギーを最も強く感じられるような気がして、この季節が一番好きだ。

たまに物事が上手くいかなかったり、ヘコたれそうになる時、ちょっと外を見てみる。
青い空と美しい景色が心の毒を浄化してくれる様な気がするのです。

辛く寒い雪の季節を耐えたからこそ、美しい花が咲く・・・そんな風に思ってみたりする、ある春の日でした。