すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

親の嘘

2005年05月29日 | 思い起こせば・・・
小さい頃、親に「そんな事ばかりするんなら怖いおじさんに怒ってもらうよ」とか「知らないおじさんに連れて行ってもらうよ」とか言われた人って多いんじゃないんでしょうか?あるいは「本当はは川から拾った子なんだよ」とか・・・。
「怖いおじさん」だの「知らないおじさん」だのって、一体何処の人なんでしょう?
親が知っている以上、少なくとも「知らない」人ではないと思うんですが・・・(笑)。
言うことを聞かない我が子への嘘なんでしょうねぇ・・ほんとに知らない人が連れて行ったら「児童売買」とか「誘拐」だってば

思い起こせば、ウチの親の嘘はその点すごかった・・・何が凄いって、その「知らない人」が実在の人物なんですもの。
「本当の子じゃない」って話はよくありそうな嘘ですが、私の場合「お前の本当の母さんは○○デパートで大学芋を売っている人だ」と言われました(←何故、大学芋なのか・・・)そして弟はその○○デパートの近くのラーメン屋さんから貰って来た子だというんです。
どう見てもそっくりで血の繋がりは疑いようの無い、親子&姉弟なんですが、暫く間、その大ホラは続きました。
しかも春休みだったか、夏休みだったか子供映画祭りに連れて行って貰った時、その○○デパートに大学芋を買いに行ったんですが、その時にさえ「向こうには向こうの生活があるんだから声をかれちゃいけないよ」まで言うし・・・(本当に信じたらどうすんだよ!)

そんなウチの親はその他にも「とびっこ」を「キャビア」だと教え、「椎茸」を「マツタケ」と教えてくれました。ウチはしがないサラリーマンの家庭なのになんでこんなモノを食べるんだろうと不思議に思ったものです。お陰でキャビアが黒い卵の食べ物だと知ったのはかなり後になってからでした(苦笑)

嘘といえば、30才になって初めて飛行機に乗ることになった私に職場の人は「飛行機の乗り方」を教えてくれました。

まず飛行機は土足厳禁な乗りモノなので、必ず履き替える為にスリッパを持参しなくてはならない。
そして飛行機の入り口に綺麗なお姉さん(スチュワーデスさんの事ね)がいるので、「こんにちわ」と挨拶してから持参したスリッパを見せる事・・・。


えぇ親の教育の賜物で騙されませんでした(笑)

綺麗なお姉ちゃんにスリッパを見せていたら東京に着くまで真っ赤な顔してうつむいていた事でしょう。
騙されなくてなくて良かったよ・・・。