仕事中、ふと窓に目をやると野鳩が地面をついばんでいる。
解体工事が進む建屋から住処を追われ、外に出てきたようだ。
見れば、どの鳩も丸々と太っている。
アグネス・チャンさんが初めて日本へ来た時、公園に何十羽といる丸々とした鳩を見て「美味しそうな鳩がいる」と思ったと言うのは結構有名な話だが、鳩を食す習慣のある国の人が見たら「美味しそう」と思うだろうなと思える位丸々と太っている。
誰も餌をやっている訳じゃないんだけど、野鳩って何食べているんだろ・・・と思っているとそのうちの一羽に足缶が付いていた。
レース用の鳩だ。
職場でも鳩レースを趣味として繁殖させている人がいるので、すぐに連絡してみると、「ウチのバカ鳩ではない」とのお返事。
レース鳩というのは鳩の帰巣本能を利用して行うもので、大会になると何百キロと離れた土地から鳩は戻ってくるのだという。
まぁそこまでするには日頃の訓練が必要不可欠で、十何キロ~何十キロまで車で移動し鳩を放し、帰巣させるというトレーニングの積み重ねなのだとか・・・。
もちろん途中で力尽きたり、カラスや鳶などに襲われたりして帰ってこない鳩もいるらしい。
飼い主は、より早く、より正確に帰巣する鳩を作るため、血統の良い種鳩を何万も出して購入し、繁殖させ、その子をレースに出すのだという。
まぁサラブレットみたいなもんだ。
「レース用の鳩だよ、買わなくて済むんだから連れて帰ったら?」と言ってみたところ、「そんなバカ鳩はいらん」と言われてしまった。
そりゃそうだ・・・・帰巣する能力が一番大切なのに、こんなトコで餌ついばんで、のんびりの暮らしている鳩だもなぁ(笑)
マラソンの大会の途中、必要に迫られてトイレに入った人はいるけど、マラソンのレース中、ホテルに入って飯食って、そのまま泊まっちゃった選手みたいなもんだからなぁ、この鳩(爆)
他のチームに移籍しようっていったって監督は受け入れないか・・・(笑)
「帰って来ない鳩もいるんなら、鳩レースも大変だね」と言うと「全部が帰ってきたら餌代で破産するべや、これくらいがいいんだ」と言った。
おいおい・・・(苦笑)
それは冗談なのだろうが、ウチの会社で休憩中の鳩くんも本来の使命を思い出し、空へ旅立って行ってもらいたいものだ。
新聞によれば鳩は平和の象徴ともされているが、実は戦時中はその帰巣本能を利用して戦地からの通信手段としても使われていたらしい・・・もちろん敵の銃弾に命を落とした鳩もいれば、食料代わりに喰われちまった鳩もいるのだろう。
そして旧約聖書では大洪水がおきた後、箱舟のノアにオリーブの葉を渡し、新天地が現れた事を伝えた鳥も鳩なのだとか・・・
16日までは愛鳥週間、そんな感慨に更けながら鳥を愛でるのもたまにはいいのかもしれない・・・。
解体工事が進む建屋から住処を追われ、外に出てきたようだ。
見れば、どの鳩も丸々と太っている。
アグネス・チャンさんが初めて日本へ来た時、公園に何十羽といる丸々とした鳩を見て「美味しそうな鳩がいる」と思ったと言うのは結構有名な話だが、鳩を食す習慣のある国の人が見たら「美味しそう」と思うだろうなと思える位丸々と太っている。
誰も餌をやっている訳じゃないんだけど、野鳩って何食べているんだろ・・・と思っているとそのうちの一羽に足缶が付いていた。
レース用の鳩だ。
職場でも鳩レースを趣味として繁殖させている人がいるので、すぐに連絡してみると、「ウチのバカ鳩ではない」とのお返事。
レース鳩というのは鳩の帰巣本能を利用して行うもので、大会になると何百キロと離れた土地から鳩は戻ってくるのだという。
まぁそこまでするには日頃の訓練が必要不可欠で、十何キロ~何十キロまで車で移動し鳩を放し、帰巣させるというトレーニングの積み重ねなのだとか・・・。
もちろん途中で力尽きたり、カラスや鳶などに襲われたりして帰ってこない鳩もいるらしい。
飼い主は、より早く、より正確に帰巣する鳩を作るため、血統の良い種鳩を何万も出して購入し、繁殖させ、その子をレースに出すのだという。
まぁサラブレットみたいなもんだ。
「レース用の鳩だよ、買わなくて済むんだから連れて帰ったら?」と言ってみたところ、「そんなバカ鳩はいらん」と言われてしまった。
そりゃそうだ・・・・帰巣する能力が一番大切なのに、こんなトコで餌ついばんで、のんびりの暮らしている鳩だもなぁ(笑)
マラソンの大会の途中、必要に迫られてトイレに入った人はいるけど、マラソンのレース中、ホテルに入って飯食って、そのまま泊まっちゃった選手みたいなもんだからなぁ、この鳩(爆)
他のチームに移籍しようっていったって監督は受け入れないか・・・(笑)
「帰って来ない鳩もいるんなら、鳩レースも大変だね」と言うと「全部が帰ってきたら餌代で破産するべや、これくらいがいいんだ」と言った。
おいおい・・・(苦笑)
それは冗談なのだろうが、ウチの会社で休憩中の鳩くんも本来の使命を思い出し、空へ旅立って行ってもらいたいものだ。
新聞によれば鳩は平和の象徴ともされているが、実は戦時中はその帰巣本能を利用して戦地からの通信手段としても使われていたらしい・・・もちろん敵の銃弾に命を落とした鳩もいれば、食料代わりに喰われちまった鳩もいるのだろう。
そして旧約聖書では大洪水がおきた後、箱舟のノアにオリーブの葉を渡し、新天地が現れた事を伝えた鳥も鳩なのだとか・・・
16日までは愛鳥週間、そんな感慨に更けながら鳥を愛でるのもたまにはいいのかもしれない・・・。