「Ｌａｎｄｒｅａａｌｌ 」

「Ｌａｎｄｒｅａａｌｌ 」・・・さて何て読むのかというと「ランドリオール」と読みます。おがきちかさんの漫画です。あまり馴染みのない漫画家さんかもしれませんね、私も友達に借りるまで全く未知の漫画家さんでした（笑）

内容としてはある領主の息子であり王位継承権をもつ主人公・ＤＸ（ディーエックス）が昔に自らの身と共に荒れ狂う竜を「歌う樹」として封じたマリオンをいう女性を救うべく、その手がかりを求めて妹・イオンと幼馴染であり護衛でもある忍者・六甲と共に旅に出るというをファンタジーなのですが、今風の絵柄と飄々としたＤＸの性格に加えて、テンポの良さのお陰でさらりと読めてしまうのです。

以前に日頃から懇意にしていただいているじぇいる・ばーどさんのブログ「ＰＡＲＬＯＲ　ＣＡＲ」で同じくおがきちかさんの「エビアンワンダー」を紹介して下さってましたが、「エビアン」がおがきファンタジーの「暗」なら、こちら「ランドリ」の方は「明」という雰囲気となっています。どちらかと言えば私はこの「ランドリ」の方が好みかな？まぁこの辺りは好き好きですね（笑）
ただテンポが良すぎて、ストーリーの流れを一瞬見失うこともあるけど（←これは私の頭が悪いせいもあり・笑）ファンタジー好きとしては一見の価値はありです。

４巻からは竜退治を終えたＤＸ達３人が王都のアカデミーへ編入し「学園生活編」となってますが、笑いをちりばめつつ、おがきさんの魅力が生きてますね。また巻末にミニ漫画が載っているんですが、これがかなり面白かったりします。

ファンタジーはあまり・・・と思う人でも楽しく読めちゃう作品です。

それにしてもこれの掲載誌「コミック　ＺＥＲＯＳＵＭ」は「拝み屋横丁」といい、「アダ戦記」「鉄壱智」「破天荒遊戯」と、いいなかなか良いファンタジーモノが揃ってますね。

漫画好きの友達がチェックしているのも判るわぁ・・・（笑）