かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

秋の日のヴィオロンのため息

2015-01-22 | 気ままなる日々の記録

 窓の外は、終日の氷雨、見ている者の心まで 寒さに震えさせる。訳もなく以下の詩が口をついて出て、あわてさせる。おいおい、今はバンバンの冬だぞ!その上、この詩は「白銀の山並みを見て思い出すこと」で触れた詩じゃないか。5階の窓から氷雨を見ていると頭の中まで寒くなり混濁が起きる。

落葉 

  作:ヴェルレーヌ
  訳:上田敏

秋の日の ヴィオロンの ためいきの 
身にしみて ひたぶるに うら悲し

鐘のおとに 胸ふたぎ
色かへて 涙ぐむ
過ぎし日の 思い出や