この本の腰まきに罹れたきゃつちコピーには「かってこれほど美しい言葉で「地球史」を語った本があっただろうか」とあります。
京都市生まれ。東京大学大学院ご卒業、京都大学や北海道大学、米国ウッズルホール海洋研究所等を経て現在海洋開発研究機構生物地球化学研究分野分野長。
大河のように流れる隕石の流れの中で、幾つかの偶然が重なり地球や月が誕生し、偶然の重なりによって一方には水が沢山生まれ、他方には水は岩石の中に閉じ込められたままという状況が生まれました。
生命の誕生に水が必要なことはご存じのとおり。かくして広大な宇宙に生命を乗せた地球が生まれたと云う訳、
現在通読が終わった所で、論理の展開を思い出し、疑問が生じた所を読み返しているところです。
熟読が終わったら再度この本を取り上げたいと思っています。やはり興味を抱くのは生命の誕生物語でしょう。
筆者が高校時代に習った「進化論」は今読んでいる本の扱っている時代と比べれば扱う時代のスケールが天と地ほど違います。
ダーウインの進化論も地球の歴史から見ればほんの最近のこととなります。(T)
タンポポの綿毛