本日から7月に入った。昨日までは6月を象徴するかのように雨が降ったりやんだりで、気温は30℃を超えることはあまりなかった。だがテレビの気象予報では7月1日は最高気温33℃になるとか言っていた。暦通りの猛暑到来である。
何時も天気の良い日はなるべく午前中に陽の光を浴びるように心掛けている。今日はこの予報を聞いて1時間も早く蓮池へ出かけて行った。
オートロックドアーが開くと同時に室内とは格段の差がある熱風がやってきた。木道の上を歩いていても太陽が肌を刺すように感じられてゆったりとした気持ちで蓮の花見物もできない。蓮の花も昨日までとは、打って変った姿で散り急いだ模様。
それでも木陰のベンチに座ると涼やかさを含んだ風に肌が和んで十数年も前に訪れた福井県の蓮畑を思い出した。水田のように蓮畑が広がり花は真っ盛りであった。都合の良いことに天候はしとしと雨日和で蓮の葉にはたくさんの水玉ができ2~3センチの可愛い蛙までしがみついていた。まさしく淡水画の世界であった。
それに比べ睡蓮はしとしと雨も小さい蛙も相応しくない。やっぱりモネの油絵の中で、一番生き生きとしているように思える。
そしてここの蓮池では木道一つ隔てただけで、主は自分だと云わんばかりに両者が競い合っている。(E)
睡蓮
散り始めた蓮の花
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