相変らずの雑読・乱読である。イエスキリストを十字架に掛けた政治勢力のことを調べたり、親鸞の聖人の信仰をしらべたりしている。
幸いインターネットでアマゾンに入り出版社を指定して検索すると目を通したい本がゾロゾロでてくる。
立ち読みができないのが残念だが、出版社を信頼して取り寄せると概ね二日で配達されて来る。
郵送料は不要。どうやら、小売店の利益分で郵送できるらしい。郵送のための梱包も機械らしく防水も兼ねて完璧な梱包で配達されて来る。
アマゾンの御蔭で、ここ「太郎と花子」の生活も充実している。以下の話しは乱読から得た話しである。
戦後アメリカで発明されたナイロン繊維は世界中の靴下をナイロンに替えた。原油からこのナイロンを造りだすことに成功したのは、アメリカの若き化学者カロザースで彼が勤めていた会社がデュポン社。
デュポン社は莫大な利益を上げ、カロザースに報奨金を出そうと重役たちが考えた。彼が旅行好きで世界各地に出かけ、行く先々で高級レストランでその国の名物料理を楽しんでいることを知って、彼にすべての旅行に会社が指定した旅行業者を使えば一切の経費を会社が払うという制度を作って彼に連絡した。
カロザースも2~3回その制度で海外旅行を楽しんだようだが、だんだん、世界旅行が好きでなくなってしまって最期にカロザースは気が狂いて自殺してしまったそうだ。どうやら、これは、実際に有ったお話のようで、「幸せ」とは何かを考えさせる事例のようだ。人間の脳は、お金の工面をし、限られた休暇で日程を終えるようにして出かけるから旅行がたのしいのであって、お金も時間もたっぷりあって出かけたのでは充実感が乏しく感じるらしい。(T)
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