鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第469回】 トップ自らが社員と共に学ぶ

2012年04月13日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に優秀な住宅会社さんに共通しているのは、
トップが勉強好きであるということです。

勉強好きとは、常に知らないことを知ろうと日々努力することです。
お客様の嗜好やニーズは何なのかを研究する。
人間の本質を知ろうとする。
同業種異業種問わず、成功している企業の研究をする。

トップ自らが学び続ける姿勢を持っていないと、当然ながら社員さんも勉強好きにはなりません。

また、その中でも特に優秀な経営者に共通しているのは、
トップだけが勉強するのではなく、社員さんだけに勉強させるのではなく、
トップが社員さんと机を並べて学ぶ、ということです。

例えば、セミナーや勉強会に参加する際、
必ず幹部数名(場合によっては社員全員)を連れて参加される会社さんがありますが、
そういう会社さんは本当に成長されます。

トップと幹部や社員さんが同じものを見て、同じことを学ぶことが大切なのです。

また、ここで重要なのは、トップの学ぶ姿勢です。

例えばセミナーや勉強会の場合。自分もその場にいるのですが、
自分はよく分かっているとばかりに、腕を組んで後ろから見ているだけ。

社員さんよりも一所懸命学び、たくさんノートに記入し、
感じたことや自社の変えるべきことについて、すぐメンバーとシェアする。

こういう行動がチームとして取れる会社さんは、間違いなく伸びるのです。

昨日、とあるエリアで住宅会社さんに集まっていただいての勉強会を開催していたのですが、
社長が社員さんを多々引き連れて参加して下さっている会社さんが2社ありました。

そのうちの1社の社長さんが、私がいろんなお話をさせていただいている中で、
本当にたくさんの質問をして下さいました。

こんな若造の私に、疑問に思ったことや分からないことをすぐ素直に質問出来るということに、
本当に素晴らしいことだと思いました。

私自身も歳を重ね、経験を積んでいったとしても、こういうスタンスでいたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする