最近、建物にこだわるお客様が増え、
住宅会社さんの業務で、
施主様との仕様打合せの回数がかなり増え、
多くの会社のスタッフさんが疲弊しているかと思います。
そんな中で、クライアント様のスタッフさんから、
「迷われているお客様に対して、
どういう流れで打合せを進めると、
決断しやすくなるでしょう?」
というような質問をいただくことがあります。
この質問は、商談のやり方、手法についての質問ですが、
私個人的には、やり方、手法をマスターしても、
この問題は解決しないと思っています。
AかBかCか迷われているお客様に対し、
私なら、本質的なことをお伝えします。
・迷われるお客様は、確かに増えている
・その原因はAかBかCのどれかが正解で、他のものは不正解、
という、日本の教育システムの弊害である
・選択(決断)した時点では正解は無い
・選択したものが正解かどうかは、入居後の暮らしで決まる
ということが本質ではないか、と思うのです。
例えば、就活中の学生が、
A社かB社かC社、どれが自分にとってベストか?
というようなことで悩んだりするのですが、
実際はその会社で働いてみないと分からないのです。
自分が選んだ会社で働いて、
これだけ成長し、稼ぐことができた!
この会社にして正解だった!
というのは、就職して5年以上、経過して
はじめてわかることだと思うのです。
なのでどちらにするのか迷う時間はもったいなく、
自分が決めた方が正解であった、と思えるよう、
決断後の行動が重要なのです。
手法ではなく、本質の方が重要なのです。