鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4回】 仕事が出来る人・出来ない人

2011年01月04日 | スキル
仕事が出来る人の大半は、自分の身近に必ず目標となる先輩や仲間を見つけています。

そして、その目標となる人から、とても分かりやすいその人の特長はもちろんのこと、
ほんの些細な部分からもたくさんのことを学んでいるのです。

例えば、目標となる人が電話でお客様と話をする際、

・事前にどんな準備をしているのか?
・話す時の声のトーンや言葉遣いはどうか?
・電話を掛けた目的の話をする前に、どのように話を組み立てているか?

など、その人からたくさんのことを学んでいます。

また、その人の手帳を見せてもらったり、仕事外の時間の過ごし方を聞いたり、
入社したての頃、どのような手順を踏んで今があるのか、ということを教えてもらったり・・・。

とにかく、モデルとなる人の全てをまずはそのまま自分でやってみる、というようなことを
自然にやっていたりするのです。

私も、前の会社に入社したての頃、
師匠のカバンを一度持たせていただいたことがあったのですが、

「一流のコンサルタントの人のカバンの中は、これくらい重くなければいけないんだ・・・」

と、カバンを持った瞬間にそう感じました。

そして、師匠にカバンの中にどんなものが入っているのかを教えていただき、
自分が必要と思うものはすぐに購入し、カバンに入れた記憶があります。

それまで、クライアントごとにカバンの中身を入れ替えていたのですが、
師匠にならって、全クライアントのコンサルティングが今すぐ出来る状態を
毎日維持するようになりました。

さらに、異業種の参考になる資料や、新聞や雑誌の切り抜きに関しても、
私自身、未だに師匠の型のまんまだったりします。

イケてる人が実践していることを四の五の考えず、
まずは素直に実践し、その後自分に合うように変えていく、というのが仕事の基本だと
私自身、個人的にメチャクチャ思っています。

逆に仕事が出来ない人の典型的なパターンは、
身近にすばらしい人がいるにもかかわらず、その人のいいところを素直に真似しようとしない、
という方が圧倒的に多いのです。

結果を出している人の接客を横で見ていて

「この人、すごいな」

と感じるくせに、変にプライドが高かったり、自分には真似できないと勝手に判断して、
そのイケてる人の型を素直にやらないのです。

もっとひどい人になると、イケてる人と自分の差を分からないでいたりします。

草野球並のレベルなのに、自分をイチロー選手並くらいに勘違いしていたり、
やけに評論家ぶったりしているのです。

こういう人は、進化がもう停滞しているので、大きな成長は望めません。
で、中途半端なレベルで、周囲や会社の文句ばかり言うようになります。

にもかかわらず、「自分で独立する」なんて覚悟もなく、
ショボイおっさんのような人生を過ごすようになるのです。

自分の身近の人から、どれだけ素直にいい部分を真似させていただくのか?
そもそも、身近の人の長所を理解できるようになるのか?

こうした、身近な人のいいところに気づく感性を磨きたいですね。

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