今、コロナウィルスの影響で、移動する人が激減し、
飛行機も減便となっております。
たまたま、私自身が乗る予定の飛行機の便も
欠航になってしまっていて、
1時間後の便に振り替えられていました。
この変更だと、羽田空港で2時間近く
時間をつぶさなくてはならなくなってしまいますし、
夜、泊まる予定のホテルに着く時間は遅くなってしまう。
次の日の体調や予定を考えると、避けたい。
次の日のクライアント様は、
ある空港Aとある空港Bの中間地点にあります。
羽田からB空港への時間を調べると、
非常に良い時間帯で飛行機が飛ぶ予定になっていました。
これだと夜、ホテルに早く入れ、
十分に疲れを取ることができる。
私はANAのプラチナデスクに電話をして、
もともと羽田⇒A空港で予約していたチケットを
羽田⇒B空港の便に変更してください、とお願いをしました。
当然ながら、窓口担当の方は、
今回のコロナウィルスの影響による減便に関して、
便の変更しかできず、目的地は変更できない、
ということを即答してきたのですが、
次のようなことを伝えました。
・顧客都合で便を変更する時、
結構高額なキャンセル料を航空会社は請求する
・コロナウィルスの影響で減便するのは理解できるが、
かなり直前になって発表された
・次の日の予定のこともあるので、目的地を変えることを
今回は容認して欲しい。もちろん、運賃の差額はお支払いする。
・窓口の担当者さんでは、決裁権が無いでしょうから、
決裁権のある上司の方に確認して欲しい
結果、こちらの主張を認めていただき、
羽田空港での待ち時間が少なくなる、
他空港への便変更を差額ゼロでしていただけることになりました。
今回、正直言えば、羽田空港で1時間遅らせた便しかダメ、
と言われてもしょうがないな、と思っていましたが、
自分の交渉力も試してみたかったので、チャレンジしました。
ANAさんの窓口の方とその上司も、
こちらのことを尊重して下さり、本当にありがたかったですが、
ビジネスの基本は交渉。
断られたとしても、少しでもお互い、
良い条件になるように、知恵を絞り、伝え方を工夫することで、
交渉が通ることもあります。
日本人は受け身のスタイルが多いので、
「こういう世の中だから、こうなる」
ということを受け入れがちですが、
「自分としては、こうして欲しいのですが・・・」と
自分の意見も冷静に、ていねいに主張してみると
結果が変わるかもしれませんね。