感性を磨くことは、
一流のビジネスパーソンを目指す上で
欠かせないことだと思います。
感性とは、あるものを見たり、
ある出来事を体験した際に、
そこから本質的な部分を感じ取る能力だと
個人的に定義しています。
例えば、あるイベントを企画し、実行したところ、
お客様の来場が目標の60%しか無かった。
その原因はどこにあるのか、という分析が
感性の低い方の場合、できなかったり、
非常に浅い分析しかできないのですが、
感度が高い方の場合は、広告デザインが悪いとか、
そもそも企画の主旨がターゲット層のニーズに合っていないとか、
情報発信の媒体選定のミスとか、
情報発信の時期が遅すぎるとか、
いろんな切口で分析できる、ということです。
この感性が高いか低いかは、
ビジネスの世界でも非常に重要だと思います。
私が今、読んでいる本の著者、鈴木智之さんは、
その著書の中でこうおっしゃっています。
「感性があれば、それに付随して、さまざまな能力が養われます。
観察力、洞察力、予知能力、決断力、判断力、責任感、向上心、克己心」
鈴木智之さんは、アメフトを日本に広めた功労者であり、
アメフトの選手として、指導者として大成功された方ですが、
スポーツの世界でも、感性は頂点を目指す上で欠かせない、と
おっしゃっておられます。
そしてこの感性を磨く上で重要なのは、
「素晴らしい風景や絵画を見る」
「素晴らしい音楽を聴く」
「素晴らしい料理を味わう」
というようなことで、こうしたことが感性を磨く栄養となる、
ということもおっしゃっておられます。
(鈴木智之著:勝利者より引用)
同じものを見ても、同じことを体験しても、
そこから何をどこまで感じられるのかは、
人によって本当に大きな差があります。
この感じる力が感性です。
感性が高い人は、同じものを見ても、
より多くのことをインプットできるし、
それがアウトプットの量と質につながります。
だから感性は磨いた方が、絶対に良いのです。
皆さんは、感性を磨くことができているでしょうか?