鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5052回】 自分が納得したことしかできない人は、成長しない

2024年10月29日 | 住宅コンサルタントとして
勉強好き。
すなお。
プラス発想。

船井幸雄さんが提唱する、成功の三要素です。

この中で最も重要な要素は、「すなお」だと
個人的に思っています。

すなおとは、

「何事も否定せず、一旦自分の中に受け入れる」

ことです。

例えば、ある企業の経営者から、
自社がある取り組みをしてこのような成果が出た
とてもおすすめですよ、と教えていただいたとします。

すなおな方は、その教えをそのまますなおに受け入れ、
自分たちの業種に合うようにちょっと修正して、
とにかく一度やってみよう、という考えに至ります。

教えていただいたことに対し、
自分たちの理解や納得が100%していない時でも、
とりあえずすなおにまずやって見る、という決断をします。
(もちろん、提案内容が法令違反だとか嘘ではないことが前提)

自分たちは、まだまだ知識も経験も不足しているのだから、
当然ながら理解できないことだらけである。

だからまずはやってみて、経験値を高めると同時に
やったことの効果をみる、という思考になるのですね。

こうしていろんなことに柔軟にチャレンジし、
経験値を高め、グングン成長していくのですね。

ところが、すなおさに欠ける経営者や企業は、
自分が理解し、納得できることは実行するのですが、
自分が納得できないことは、提案を受け入れないのです。

自身の理解力が超高レベルであれば、
まだ良いのかもしれませんが、
大してレベルも高くなく、経験値の少ない場合、
全体を100としたら、自分が理解納得できることなんて
たかだか2とか3しか無い訳です。

本来、もっと経験値を高めなければならないのに、
すなおさに欠けるから、実行しないのです。

自分が納得したことしか実行しない、という経営者や企業は、
自分自身のレベルを勘違いしているとも言えるでしょう。

そしてすなおさに欠ける経営者や企業には、
次第に誰も情報を提供したくなくなるのです。

提案に対し、否定的な対応をされると、
誰しも新たな提案をすることに乗り気になれないのです。

自分が納得したことしかできない人や企業は成長しない、
とこの仕事を通じて痛感しています。

そうならないように、謙虚さを持ち続けたいですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第5051回】 自信を持... | トップ | 【第5053回】 スタッフ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事