鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5054回】 良い住宅会社を増やしたい

2024年10月31日 | 住宅コンサルタントとして
ありがたいことに、コンサルタントになって3年目以降、
年間の稼働日全てがコンサルティングの日程で埋まる、
という日々が、18年続いています。

なので私自身、自分の目標を立てる、ということは
起業して以降、ありません。

ただただ、ご縁を頂戴しているクライアント様に対し、
今期はこうなっていただけたら、とか、
数年後、これくらいの数字を出していただけたら、
というように、クライアント様1社ごとの目標を設定し、
その目標達成のための仕事に取り組んできました。

しかしながら、この10年で住宅業界を取り巻く環境は
本当に大きく変わりました。

なので当然ながら、自分自身の考え方も
年々変わってきています。

ここ数年、私自身が考えているのは、

「3年後に○○〇棟を達成する!」

というようなことを目指すよりも、クライアント様に

「本当に良い会社になっていただきたい」

という思いの方が強くなっているのです。

私が定義する良い住宅会社とは、

・社員さん、取引先様、OB様から愛され、必要とされている
・本当に良い家をつくることに愚直に取り組んでいる
・関わる全ての方たちが成長され、幸せになる

という会社です。

こういう会社が、全国各地に増えていけば、
いろんな地域の住環境のレベルが上がり、
地域経済が活性化され、地域が良くなっていくと思うのです。

住環境のレベルが上がれば、エネルギー消費量も減り、
家庭内事故も減り、家事の時短にもつながる。

少なくとも日本という国が少しでも良くなることに
貢献できるのではないか、と思うのです。

こうしたことを本気で目指していく中で、
各クライアント様が自然と成長していけば、
と個人的に思っています。

人口減+高齢化が進む中で、
数をただただ追うことに意味を感じなくなりました。

それよりも質を追求し、顧客満足や地域貢献を実現する中で、
自然と成長していければ良い、と思っています。

とはいうものの、業績が下がり続ければ、
当然固定費を減らしたりする必要が出るので、
それは避けなくてはなりません。

自然と成長していけるようなご提案を
クライアント様にしていければ、と思っています。

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