ありがたいことに、コンサルタントになって3年目以降、
年間の稼働日全てがコンサルティングの日程で埋まる、
という日々が、18年続いています。
なので私自身、自分の目標を立てる、ということは
起業して以降、ありません。
ただただ、ご縁を頂戴しているクライアント様に対し、
今期はこうなっていただけたら、とか、
数年後、これくらいの数字を出していただけたら、
というように、クライアント様1社ごとの目標を設定し、
その目標達成のための仕事に取り組んできました。
しかしながら、この10年で住宅業界を取り巻く環境は
本当に大きく変わりました。
なので当然ながら、自分自身の考え方も
年々変わってきています。
ここ数年、私自身が考えているのは、
「3年後に○○〇棟を達成する!」
というようなことを目指すよりも、クライアント様に
「本当に良い会社になっていただきたい」
という思いの方が強くなっているのです。
私が定義する良い住宅会社とは、
・社員さん、取引先様、OB様から愛され、必要とされている
・本当に良い家をつくることに愚直に取り組んでいる
・関わる全ての方たちが成長され、幸せになる
という会社です。
こういう会社が、全国各地に増えていけば、
いろんな地域の住環境のレベルが上がり、
地域経済が活性化され、地域が良くなっていくと思うのです。
住環境のレベルが上がれば、エネルギー消費量も減り、
家庭内事故も減り、家事の時短にもつながる。
少なくとも日本という国が少しでも良くなることに
貢献できるのではないか、と思うのです。
こうしたことを本気で目指していく中で、
各クライアント様が自然と成長していけば、
と個人的に思っています。
人口減+高齢化が進む中で、
数をただただ追うことに意味を感じなくなりました。
それよりも質を追求し、顧客満足や地域貢献を実現する中で、
自然と成長していければ良い、と思っています。
とはいうものの、業績が下がり続ければ、
当然固定費を減らしたりする必要が出るので、
それは避けなくてはなりません。
自然と成長していけるようなご提案を
クライアント様にしていければ、と思っています。