鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4950回】 ハウツーにしか興味が無い経営者・リーダーの下では伸びる訳がない

2024年07月19日 | 住宅コンサルタントとして
個人的にですが、
コンサルタントにできることなんて、
たかだか知れている、と年々、強く感じています。

クライアント様により良い会社になっていただくために、
自分にできる全てのことをやる、と個人的に決めていますので、
各クライアント様が抱える課題を乗り越えるために、
最適な手段を選択し、ご提案させていただきます。

そんな私がここ最近、特にやっていることは、
あるクライアント様の課題をクリアする上で、
その課題が得意な別のクライアント様に
学びに行っていただくこと。

これは昔からやっていますが、
特に近年はその頻度は爆上がりです。

そんな中、視察に行っていただいた方に
必ず聞くことがあります。

「(視察に行っていただいた会社さんの)
どの部分を取り入れたいと思われましたか?」

「(視察に行っていただいた)あの会社の
業績が良い理由はどこにあると思います?」

という質問をさせていただくのですね。

この質問をすることで、
視察をさせてもらった会社さんの
本質を見る目が分かるのです。

そしてこうした問いに対し、
ハウツー、やり方、手法のことしか言及しない方に関しては、
正直、がっかりしてしまいます。

「いやいや、見て欲しいところってそこじゃ無いんやけど・・・」
「本質が全然見えてないやん」

と感じてしまうのです。

今、伸びている優秀な会社の経営者・リーダーは、
もちろんハウツー・手法もしっかりと学ばれますが、
それ以上に視察させていただいた会社が
なぜ多くのお客様から支持を集めるのか、
その本質をちゃんと見ています。

お客様に対する思いとか、
人様に対する気遣いとか、
スタッフさん全体から品格と教養の高さを感じるとか、
とにかくオフィスやトイレがピカピカであるとか、
スタッフさんの挨拶が素晴らしいとか・・・。

ハウツーだけで業績が上がらない、
結局、今家を建てる方は人で選ぶ、
ということが分かっているのです。

ところが、こういう本質が分かっていない経営者・リーダーは、
ノウハウ・ハウツーで売れると未だに思っていて、
視察に行っても見るポイントがズレてしまっている。

こういう見方しかできない経営者・リーダーが率いる組織は、
残念ながら業績が上がることはありません。

厳しいですが、それが現実です。

今、家を建てようと思っている方は、成功している方。

そういう方は、商品や営業手法ももちろん見ますが、
最も見るのは人そのものなんです。

それが理解できない時点で、正直、イタいのです。

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